[競馬ニュース]神奈川県川崎競馬組合が杉村一樹騎手(川崎)を騎乗停止に/1年以上前から騎手調整室で携帯電話を使用し、外部と通信していたことが判明
川崎競馬を主催する神奈川県川崎競馬組合は9日(火)、川崎競馬所属の杉村一樹騎手を9日(火)から6月19日(月)まで、実効30日間において騎乗停止にする、と発表した。
杉村一樹騎手は、2月27日(月)から3月3日(金)までの2016年度第14回川崎競馬開催中、騎手調整室に携帯電話を持ち込み、外部との通信を試みたことが、3月21日(火)に本人からの申述により明らかとなった。その後、3月27日(月)に外部から神奈川県川崎競馬組合に対し、杉村一樹騎手が昨年2月以降、騎手調整室で外部との通信を繰り返していた、との告発があり、同組合が同騎手に事情聴取したところ、1年以上前から騎手調整室で携帯電話により、外部と通信していたことを認めた。
神奈川県川崎競馬組合は4月24日(月)に処分委員会を開催し、杉村一樹騎手を30日間の騎乗停止処分とすることを決定し、行政手続法に基づき、同騎手に弁明の機会を与えたが、今月8日(月)の指定期日までに弁明書の提出がなかったため、9日(火)に管理者名で杉村一樹騎手に対して、処分を通知したもの。
神奈川県川崎競馬組合は、杉村一樹騎手が騎手調整室で通信していた「外部」の人物について、また、同組合に対して告発した「外部」の人物について、その身元を明らかにしていない。