（レポート）アジア競馬会議記念デー現地レポート（2008.11.13）

11月９日（日）　東京競馬場







東京競馬場内は
「アジア競馬会議記念デー」一色に包まれていました。
この日は一般席は入場無料。
「特別な１日」の始まりです。












場内は装飾だけではなく、
至るところで「特別な１日」感に溢れていました。
日本の「馬文化」はもちろん、
アジア地区を中心とした海外の競馬事情について、
紹介するスペースが場内に設けられていました。
海外の競馬グッズを販売するコーナーは
大盛況の様子でした。












昼休みのパドックに今年で２３歳となった
オグリキャップが登場しました。
真っ白になった馬体ですが、
馬はまだまだ元気な様子。
多くのファンがその姿を見つめていました。
そのオグリキャップが周回するパドックには
現役時代にこの馬の手綱を取った岡部幸雄氏、
南井克巳調教師、
そして１９８９年のジャパンカップでオグリキャップと
死闘を演じたホーリックスの鞍上だった
ランス・オサリバン氏の姿が。
オグリキャップの元気な姿に
笑顔を見せていました。


ここでこの日、行われたレースに
ついてお伝えしておきましょう。
まずは２歳新馬戦からです。



４Ｒのダート１４００メートル戦は
スウェプトオーヴァーボード産駒のサンクフルルックが優勝。
２番手から抜け出しての勝利でした。




５Ｒの芝１８００メートル戦は
スペシャルウィーク産駒のヒラボエクセルが優勝。
後藤浩輝は新馬戦連勝となりました。
ハナに立って上がり３ハロン３３秒７で
後続を完封しての初勝利でした。

８Ｒには２歳５００万下の
マカオジョッキークラブＴが組まれました。



大接戦のレースを制したのは６番のオオトリオウジャ。
新馬戦同様、堅実な末脚で伸びてきて２連勝となりました。
ゴールドアリュール産駒です。


メインレースはアルゼンチン共和国杯（Jpn２）でした。







４９キロで先行したテイエムプリキュアが直線で
粘り込みを図り、
場内は騒然となりましたが、
そのテイエムプリキュアを先に捕まえた
スクリーンヒーローが先頭でゴールし、
重賞初制覇を果たしました。


さて、この日の東京競馬場ですが、
パドックにはこんな普段は見ることのできない
応援幕が貼られていました。







多くのファンが注目した第２回ジョッキーマスターズが
この日の最終レース後に行われました。
１６時４０分というこの時期としては
かなり暗くなる時間帯に発走するということで
こんな工夫も見られました。



写真では分かりにくいかもしれませんが、
ゼッケンの文字に蛍光色が使われていました。
ただ、それでも場内そのものは暗く、
写真を撮りたいファンの中には
ご法度であるフラッシュを使用する者も・・・。
私は当然、フラッシュなどは使わず、
何とかならないかと試みましたが、
そのせいなのか、腕がないのか、
それぞれの「名騎手」たちの写真を撮る事はできませんでした。
従って、第１回の時のように、
参加した「名騎手」一人一人の表情をお伝えできません。
ご了承ください。





   

発走時刻が近付き、
往年の名ジョッキーたちがパドックに登場。
懐かしい勝負服姿が披露されました。







騎乗命令がかかり、
「名騎手」たちは現役騎手たちの
サポートを受けながら出走馬に騎乗。
西浦勝一調教師の先導で馬場入場しました。
誘導馬には西浦師の他にも現役騎手たちが
多数騎乗。
今回のスターターは小島太調教師が務めました。



 




レースは河内洋調教師の２連覇となりました。
２着争いが写真判定となるほどの白熱したレースぶり。
芝１６００メートル１分３７秒４という、
「好タイム」にも驚かされました。





レース後の表彰式、チャリティーオークションにも
多くのファンが駆け付け、
この日の府中は空が真っ暗になっても
盛り上がりを見せました。
こうしたイベントがまた来年以降も
何らかの形で続いて欲しいと願っております。