(レポート)北海道2歳優駿(門別)現地レポート(2009.11.10)
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11月5日(木) 門別競馬場
北海道在住の知人に
「いい時に来ましたね」と声をかけられました。
札幌でも既に初雪が観測されていたこのところの北海道でしたが、
この日は比較的暖かい1日でした。
もちろん、首都圏と比べれば寒いのですが、
それでも「震えるほどの寒さ」ではなかったように思えます。
ダートコースの馬場状態は重でした。
私が門別を訪れたのは
8月のブリーダーズゴールドカップ以来のことに
なります。
その当時、パドック脇に馬体重を表示するスペースは、
スタンドの反対側にしかなかったように記憶していますが、
スタンド壁面にも1台設置されたようです。
日頃、訪れるファンから要望があったのでしょうか。
簡素なものではありますが、
こうして出来ることから手をつけていく姿勢は
大切だと思います。
門別競馬場では3日(火・祝)の開催より、
「プチハウス」がオープンしました。
3棟あり、1棟10名程度入る事ができるとのこと。
1日あたり3000円で、
グループや家族、カップルでの利用ができるようになっています。
中にはマークカードなども用意されているようです。
門別のナイターは夏場を除けば、
寒い気候の中での開催となることが多いですから、
利用についてPRする価値はありそうです。
前日までの予約で鍋物などを楽しむことも出来るようです。
(別途料金)
門別競馬場「プチハウス」11月3日(火・祝)いよいよオープン!(ホッカイドウ競馬公式サイト)
この日の門別競馬場は
ホッカイドウ競馬の「目玉」、2歳戦はもちろん、
古馬のレースでも見どころの多い1日でした。
その結果をご紹介します。
1Rの2歳未勝利戦(ダート1200メートル)は
グランデラ産駒のヴェンデッタ(牡・谷口常信厩舎)が
16戦目での初勝利。
3着、2着と徐々に着順を挙げていた馬の勝利でした。
レース結果(NAR公式サイトより)
5RのJRA認定アタックチャレンジ
(2歳・牝馬限定、ダート1200メートル)は
クリプティックラスカル産駒の
プロプエスタ(牝、北川數男厩舎)が優勝。
好スタートから逃げ切りました。
レース結果(NAR公式サイトより)
6RのJRA認定アタックチャレンジ(2歳、ダート1800メートル)は
クロフネ産駒のビービーアルセウス(セン・角川秀樹厩舎)が優勝。
これが5戦目での初勝利でした。
レース結果(NAR公式サイトより)
トウショウヘリオス、クロスウォーターなど、
前走では重賞を走っていた馬が参戦していることで
注目を集めた7R日胆農協青年部"絆"特別
(ダート2000メートル)はベリーベリナイスが優勝。
2歳時にJRA・札幌のすずらん賞を制しています。
レース結果(NAR公式サイトより)
JRAの3歳以上500万下との対戦となった
8R沙流川特別(ダート1200メートル)にも、
クラフィンライデンやアドミラルサンダーなど、
道営の重賞にも顔を出すメンバーが揃っていました。
優勝したのはJRAのスイートマカロン。
デビューが遅れて、これがようやく3戦目でしたが、
嬉しい初勝利となりました。
出迎えるスタッフからの大きな歓声が
印象的でした。
レース結果(NAR公式サイトより)
9Rの2歳オープン戦ヤングチャレンジ(ダート1200メートル)は
ミッドナイトボーイとモエレデフィニットによる激しい叩き合いの末
2頭が並んでゴール。
写真判定の結果、
スマートボーイ産駒のミッドナイトボーイが
ハナ差制して3勝目を挙げました。
レース結果(NAR公式サイトより)
順番は違いますが、
最終レースの結果も先にお伝えします。
11R日高軽種馬農業協同組合特別はフーガが優勝。
北海優駿2着、王冠賞優勝と、勢いのある3歳馬。
道営記念に向けて視界は良好、と言えそうです。
レース結果(NAR公式サイトより)
それではメインレース、
北海道2歳優駿の上位人気馬を
ご紹介します。
1番人気はビッグバン(北海道)。
ブリーダーズゴールドジュニアカップ、
サンライズカップと、重賞を連勝して、
大舞台に挑みます。
2番人気はエーデルワイス賞を制したオノユウ(北海道)。
今回も武豊とのコンビでの参戦です。
牡馬の壁、距離の壁との戦いとなりました。
3番人気はモエレエンデバー(北海道)。
3連勝中の勢いで交流重賞に挑戦です。
レースは道中、中団に待機していたビッグバンが、
直線で馬群の外から突き抜けて先頭でゴール。
その手応えはほとんど「持ったまま」の状態。
1頭だけ次元の違う末脚を見せつけました。
2着にポシビリテ、3着にブンブイチドウが入り、
モエレエンデバーは5着、オノユウは9着に
それぞれ敗れました。
レース結果(NAR公式サイトより)
圧倒的な強さを見せたビッグバンに場内では早くも
「全日本2歳優駿(川崎)はこの馬が勝つのでは?」
という声が上がっていました。
川崎でもきっと道営2歳馬のレベルの高さを
見せつけてくれるのではないでしょうか。
そして驚かされるのは鞍上・桑村真明の急成長ぶり。
今年はこれで7つ目の重賞タイトル獲得となります。
その7つ目はダートグレードレースのタイトルとなりました。
道営のホープから一気に全国区へ、
デビュー5年目の若武者は一気にその階段を駆け上がっています。
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