（レポート）秋風ジュニア（笠松）現地レポート（2010.9.12）
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２０１０年９月１０日（金） 笠松競馬場
笠松競馬場でも９月とは思えない暑さが
続いていました。
それでも湿度はそれほど高くないように感じました。
スタンド内や日陰に入ると、
思いのほか涼しさを感じたのは
やはり９月だからなのかもしれません。
馬場状態は良馬場でしたが、
８日（水）に接近した台風９号の影響なのか、
速い時計での決着が目立ちました。
笠松競馬場は今年７月に死亡した
オグリキャップがデビューした地。
場内のオグリキャップ像の前に
同馬の遺髪となるたてがみが納められた
「たてがみ展示記念碑」が完成しました。
今日の競馬人気の原点となったオグリキャップは
この笠松競馬が生んだヒーローであることを
再認識させられます。
この日行われた主なレースの結果です。
１Ｒの２歳３組（牝馬限定、ダート８００メートル）は
シックスセンス産駒のワイドセンサー（牝、笠松・大橋敬永厩舎）が
３戦目で初勝利。
スタートダッシュを決めて押し切りました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
２Ｒの２歳２組（ダート１４００メートル）は
カルラネイチャー産駒のトレビュシェット（牡、笠松・井上孝彦厩舎）が
２戦目で初勝利。
この馬もテンの速さで押し切る形となりました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
３Ｒの２歳１組（ダート１４００メートル戦）は
アポインテッドデイ産駒のリリートロッター（牝、笠松・加藤幸保厩舎）が
３戦目で初勝利。
この馬も逃げ切り勝ち。
速い時計が出る馬場のため、
テンのスピードがある馬が有利となります。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
６Ｒ（Ｂ－９・Ｃー３、ダート１４００メートル）を
スプリングコウセイで制した
青木和夫調教師（笠松）は
地方競馬通算９００勝を達成しました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
この日のメインレースは
２歳オープンの秋風ジュニア。
オグリキャップやライデンリーダーをはじめ、
笠松から全国区となった多くのスターホース達が
勝ち上がった伝統のレースです。
今年の上位人気馬をご紹介します。
１番人気はエイシンサンディ産駒のマルヨコンバット（笠松）。
デビュー戦で６馬身差の圧勝劇。
笠松・柴田高志厩舎が
大きな期待を込めて送り出した１頭です。
２番人気はストラヴィンスキー産駒の
カーリアンヒル。
初勝利となった前走は距離延長も
プラスに働いたのかもしれません。
今回も同じ１４００メートルです。
３番人気はサウスヴィグラス産駒の
ラブミーラブチャン（笠松）。
その馬名で想像が出来る通り、
オーナーはラブミーチャンと同じ
「Ｄｒ．コパ」こと小林祥晃さん。
厩舎は違いますが、
ラブミーチャン同様の活躍が出来るか、
期待が高まります。
レースはフェザージュニア（笠松）がハナを切る形で
流れました。
マルヨコンバット、ラブミーラブチャンが続きます。
カーリアンヒルは中団からの競馬となりました。
笠松競馬場は向正面の中盤から
下り坂に入ります。
この下り坂を活かすかのように
フェザージュニアが後続との差を広げようと動きます。
しかしそれを許さなかったのが
マルヨコンバット。
２頭が並ぶような形で後続を突き放し、
３～４コーナーを回ります。
直線に入るとマルヨコンバットが
フェザージュニアを交わして先頭に。
そのままリードを広げて
ゴール板を駆け抜けました。
２着フェザージュニアとの差は３馬身。
しかしその着差以上の力の差を感じさせる内容でした。
ラブミーラブチャンは３着、
カーリアンヒルは６着にそれぞれ敗れました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
勝ちタイムは１分２７秒９。
この日、ダート１４００メートルで行われた１０レースのうち、
古馬のレースも含めて２番目に速いタイムでの勝利となりました。
この時期に古馬よりも速いタイムを叩き出す２歳馬の存在に
場内から驚きの声が上がりました。
これまでも数々の活躍馬が誕生した笠松競馬ですが、
今年の２歳世代からもまた、
大物が出現したと言ってもいいのかもしれません。
優勝したマルヨコンバットの鞍上、
尾島徹はこれが地方競馬通算６００勝を達成。
その尾島徹の優勝騎手インタビューを
動画撮影しましたので、
ご覧ください。
尾島がマルヨコンバットと目指すのは「全国」。
笠松がこれまで生んだ名馬たちと同じ道を歩んで欲しい。
それは笠松競馬の関係者、
そしてファンの願いであることは言うまでもありません。
だからこそ、
報道によって再び湧き上がった存廃騒動も
何とか乗り越えて欲しい。
そんな気持ちで一杯です。
このマルヨコンバットを見ても分かるとおり、
笠松競馬の厩舎関係者は厳しい条件の中でも
「強い馬づくり」に懸命に励んでいます。
前述のラブミーチャンの他、
マルヨフェニックスやエレーヌのように
他地区に乗り込んで勝利を挙げる
活躍を見せる馬も出ています。
そんな人達の意気込みに
何とか応える方法はないものでしょうか？
厩舎関係者以外の人たちも頑張っています。
場内でこんな光景を見かけました。
この貼り紙は場内で営業する
全ての予想業者のブースで見られました。
貼り紙の効果がどの程度あるものなのかは
わかりません。
しかし初めて競馬場に来た人に
何とかこの地で繰り広げられる競馬を
楽しんでもらいたい、
そんな気持ちがたくさん詰まった貼り紙であるように
私には思えました。
「名馬、名手の里 ドリームスタジアム」笠松競馬場。
そのキャッチコピー通りの競馬が
繰り広げられている競馬場。
そして地方競馬らしい温かさに溢れている競馬場。
だからこそ、
この笠松競馬場の存続を願い、
見守りたいと思います。
笠松競馬場でも９月とは思えない暑さが
続いていました。
それでも湿度はそれほど高くないように感じました。
スタンド内や日陰に入ると、
思いのほか涼しさを感じたのは
やはり９月だからなのかもしれません。
馬場状態は良馬場でしたが、
８日（水）に接近した台風９号の影響なのか、
速い時計での決着が目立ちました。
笠松競馬場は今年７月に死亡した
オグリキャップがデビューした地。
場内のオグリキャップ像の前に
同馬の遺髪となるたてがみが納められた
「たてがみ展示記念碑」が完成しました。
今日の競馬人気の原点となったオグリキャップは
この笠松競馬が生んだヒーローであることを
再認識させられます。
この日行われた主なレースの結果です。
１Ｒの２歳３組（牝馬限定、ダート８００メートル）は
シックスセンス産駒のワイドセンサー（牝、笠松・大橋敬永厩舎）が
３戦目で初勝利。
スタートダッシュを決めて押し切りました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
２Ｒの２歳２組（ダート１４００メートル）は
カルラネイチャー産駒のトレビュシェット（牡、笠松・井上孝彦厩舎）が
２戦目で初勝利。
この馬もテンの速さで押し切る形となりました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
３Ｒの２歳１組（ダート１４００メートル戦）は
アポインテッドデイ産駒のリリートロッター（牝、笠松・加藤幸保厩舎）が
３戦目で初勝利。
この馬も逃げ切り勝ち。
速い時計が出る馬場のため、
テンのスピードがある馬が有利となります。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
６Ｒ（Ｂ－９・Ｃー３、ダート１４００メートル）を
スプリングコウセイで制した
青木和夫調教師（笠松）は
地方競馬通算９００勝を達成しました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
この日のメインレースは
２歳オープンの秋風ジュニア。
オグリキャップやライデンリーダーをはじめ、
笠松から全国区となった多くのスターホース達が
勝ち上がった伝統のレースです。
今年の上位人気馬をご紹介します。
１番人気はエイシンサンディ産駒のマルヨコンバット（笠松）。
デビュー戦で６馬身差の圧勝劇。
笠松・柴田高志厩舎が
大きな期待を込めて送り出した１頭です。
２番人気はストラヴィンスキー産駒の
カーリアンヒル。
初勝利となった前走は距離延長も
プラスに働いたのかもしれません。
今回も同じ１４００メートルです。
３番人気はサウスヴィグラス産駒の
ラブミーラブチャン（笠松）。
その馬名で想像が出来る通り、
オーナーはラブミーチャンと同じ
「Ｄｒ．コパ」こと小林祥晃さん。
厩舎は違いますが、
ラブミーチャン同様の活躍が出来るか、
期待が高まります。
レースはフェザージュニア（笠松）がハナを切る形で
流れました。
マルヨコンバット、ラブミーラブチャンが続きます。
カーリアンヒルは中団からの競馬となりました。
笠松競馬場は向正面の中盤から
下り坂に入ります。
この下り坂を活かすかのように
フェザージュニアが後続との差を広げようと動きます。
しかしそれを許さなかったのが
マルヨコンバット。
２頭が並ぶような形で後続を突き放し、
３～４コーナーを回ります。
直線に入るとマルヨコンバットが
フェザージュニアを交わして先頭に。
そのままリードを広げて
ゴール板を駆け抜けました。
２着フェザージュニアとの差は３馬身。
しかしその着差以上の力の差を感じさせる内容でした。
ラブミーラブチャンは３着、
カーリアンヒルは６着にそれぞれ敗れました。
レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）
勝ちタイムは１分２７秒９。
この日、ダート１４００メートルで行われた１０レースのうち、
古馬のレースも含めて２番目に速いタイムでの勝利となりました。
この時期に古馬よりも速いタイムを叩き出す２歳馬の存在に
場内から驚きの声が上がりました。
これまでも数々の活躍馬が誕生した笠松競馬ですが、
今年の２歳世代からもまた、
大物が出現したと言ってもいいのかもしれません。
優勝したマルヨコンバットの鞍上、
尾島徹はこれが地方競馬通算６００勝を達成。
その尾島徹の優勝騎手インタビューを
動画撮影しましたので、
ご覧ください。
尾島がマルヨコンバットと目指すのは「全国」。
笠松がこれまで生んだ名馬たちと同じ道を歩んで欲しい。
それは笠松競馬の関係者、
そしてファンの願いであることは言うまでもありません。
だからこそ、
報道によって再び湧き上がった存廃騒動も
何とか乗り越えて欲しい。
そんな気持ちで一杯です。
このマルヨコンバットを見ても分かるとおり、
笠松競馬の厩舎関係者は厳しい条件の中でも
「強い馬づくり」に懸命に励んでいます。
前述のラブミーチャンの他、
マルヨフェニックスやエレーヌのように
他地区に乗り込んで勝利を挙げる
活躍を見せる馬も出ています。
そんな人達の意気込みに
何とか応える方法はないものでしょうか？
厩舎関係者以外の人たちも頑張っています。
場内でこんな光景を見かけました。
この貼り紙は場内で営業する
全ての予想業者のブースで見られました。
貼り紙の効果がどの程度あるものなのかは
わかりません。
しかし初めて競馬場に来た人に
何とかこの地で繰り広げられる競馬を
楽しんでもらいたい、
そんな気持ちがたくさん詰まった貼り紙であるように
私には思えました。
「名馬、名手の里 ドリームスタジアム」笠松競馬場。
そのキャッチコピー通りの競馬が
繰り広げられている競馬場。
そして地方競馬らしい温かさに溢れている競馬場。
だからこそ、
この笠松競馬場の存続を願い、
見守りたいと思います。
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