（レポート）東京大賞典（大井）現地レポート（2011.1.2）

２０１０年１２月２９日（水）　大井競馬場





週末から首都圏は、
気温は低いですが青空が広がている日が
続いています。
この日もそんな１日でした。
馬場状態は良馬場です。



競馬における「１年を締めくくる大きなレース」は有馬記念ではなく、
東京大賞典だという考え方はかなり浸透しているように思います。
この日の大井競馬場には多くの人が集まり、
予想イベントなども賑やかに行われました。
その東京大賞典の上位人気馬をご紹介します。




１番人気はスマートファルコン（ＪＲＡ）。
ＪＢＣクラシックでＧ１（Jpn１）タイトルを獲得した後も
浦和記念を快勝。
２つ目のビッグタイトルを狙います。





２番人気は地方競馬の総大将フリオーソ（船橋）。
ＪＢＣクラシックの借りを返すことが出来るのか、どうか？

 


３番人気に支持されたシルクメビウス（ＪＲＡ）は
このレースから内田博幸が手綱を取ることに。
大井のコースを知り尽くした鞍上が、
どんなレースを見せるのか、期待が集まりました。




   

注目の先行争いですが、
スマートファルコンが制してハナに立ちました。
フリオーソも譲らない構えを見せていたのですが・・・。
バーディバーディ（ＪＲＡ）、アドマイヤスバル（ＪＲＡ）、
ワンダーアキュート（ＪＲＡ）、シルクメビウスなどＪＲＡ勢が
この２頭の直後からレースを進めます。








最後の直線で見せ付けられたのは、
スマートファルコンの想像以上の強さでした。
フリオーソ以下を突き放して、
独走体制に入ります。
ゴールの瞬間、２着フリオーソとの差は１馬身３／４。
しかしその差以上の力の差を感じました。
３着にはバーディバーディが入り、
シルクメビウスは５着に敗れました。

レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）










コースをもう１周するウイニングランを見せた
スマートファルコンと武豊。
武豊の顔には笑顔が溢れていました。
有馬記念では騎乗予定だったローズキングダムが
出走取消になるアクシデントがあっただけに、
このレースでようやく１年を締めくくることが出来たということでしょうか。

そして場内のファンを驚かせたのは
２分０秒４というレコードタイム。
このタイムは大井のコースレコードだけではなく、
ＪＲＡも含めたダート２０００メートルの日本レコードタイム更新となりました。
この開催の大井競馬場は時計が速く、
前が止まらない競馬が数多く見られたのですが、
「来年から東京大賞典は国際Ｇ１になる。
時計の速いアメリカのダートに近づけて、
アメリカの馬を多数参戦させようとしているのでは？」
という噂話も聞こえてきました。
事実関係はよくわかりませんが・・・。