(レポート)栄冠賞(門別)現地レポート(2009.7.10)
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7月7日(火) 門別競馬場
少し風は強かったですが、
昼間は夏の太陽が照り付ける1日でした。
入場門で入場料100円を払うと
開催日程付きの無料招待券を渡されました。
11月のシーズン終了まで利用可能です。
門別競馬場の入場門は4コーナー寄りに位置しています。
ゴール板前に位置するスタンドまでは若干距離がありますので、
写真の電気自動車で移動することができます。
ホッカイドウ競馬のナイター開催は、
昨年までは旭川競馬場で行われていましたが、
今年からこの門別競馬場に舞台を移し、
「グランシャリオナイター」として行われることになりました。
個人的な印象ですが、
旭川の時よりもナイター照明は明るくなったような気がします。
グランシャリオナイターのスタートにあわせて、
ゴール板前に元々あった本スタンドの横に
新たに「ポラリス☆ドーム」と名付けられた新スタンドが
オープンしました。
夜になると幻想的な輝きを放つスタンドです。
このポラリス☆ドームの中をご紹介しましょう。
中には自動発売機・払戻機の他、
「JBCビジョン」と呼ばれる大型ビジョンが設置されています。
また新たに飲食店もオープンしました。
スタンドの外には「とねっこ広場」と呼ばれる
芝生スペースができました。
家族やグループでジンギスカン等を楽しむこともできます。
パドックはポラリス☆ドームの裏手に移動しました。
以前のパドックもそうだったかもしれませんが、
出走馬との距離が非常に近く感じられるパドックです。
また簡素ではありますが、
馬体重を掲示するスペースも設けられています。
昨年までパドックだった場所は大部分が
一般席エリアとして来場者が自由に歩き回ることが
可能になりました。
また、重賞レース時の表彰式や
イベントを行うスペースとしてウイナーズサークルも
設けられました。
またレース後の人馬が引き揚げてくる後検量室前も
近くで見る事ができるようになりました。
出迎える調教師・厩務員と騎手とのやりとりも
聞こえてくるほど、「目の前」といった印象です。
レースや馬、騎手などとの距離感が、
以前の門別競馬場はもちろん、
昨年までの旭川競馬場と比べても
大幅に縮まったような気がします。
今年から誘導馬には厩務員養成の専修学校・優駿学園の
生徒達が騎乗しています。
5人で交代しながら務めるそうです。
このあたりも「馬産地競馬」らしい演出のように思えます。
このように門別競馬場は、
グランシャリオナイターの実施を機に、
ファンと「競馬」との距離が縮まったり、
新たな「馬産地競馬」らしい演出があったりと
いい方向での改善が図られたような気がします。
しかしその一方で課題も山積しているように思えました。
この日、門別で行われたのは全部でわずか9レース。
開幕の札幌開催での売上が不振に終わった原因のひとつに
出走馬不足によるレース数の減少、という話がありました。
「地元」門別の開催にあわせて調整されている馬が多いのでは?
という見方もありましたが、
この日の状況を見る限り、
解消されているとは言い難いように思えます。
ホッカイドウ競馬の「目玉」である2歳馬戦も
メインの重賞、栄冠賞以外に組まれたのは
未勝利戦1レースのみ。
盛り上がりに欠ける1日だったように思えます。
そもそもホッカイドウ競馬がセールスポイントとしている
「2歳馬戦」。
確かに来年の中央や南関東におけるクラシック戦線で
活躍する可能性のある馬たちが
早い時期から登場するというのは魅力的です。
しかしその「魅力」を本当に「魅力」と感じるのは、
ある程度の競馬歴のある人の話であり、
家族連れや「初心者」を含むライトファン層ではありません。
このライトファン層に向けたPRの必要性は認めますが、
それでも売り込む相手が少々違っているような気がします。
「門別」という、気軽に足を運べる場所とはいえないところを
メインの開催地にした以上、
アプローチすべき相手をもう少し考え、
その為の戦略を練るべき状況にあるような気がします。
現状では本来ターゲットとすべきファン層に
アピール出来ているか、どうか、
私は疑問を感じています。
メインの栄冠賞以外に行われた唯一の2歳馬戦
の結果をご紹介します。
3Rの2歳未勝利戦を制したのは
マイネルセレクト産駒のセレクトシューズ(田中淳司厩舎)でした。
フレッシュチャレンジ、ルーキーチャレンジと連続して2着。
3戦目で順番が回ってきた形となりました。
それではメイン8R栄冠賞(H2)の
上位人気馬を紹介します。
1番人気はプリサイスエンド産駒のショウリダバンザイ。
フレッシュチャレンジでは
ダート1000メートル1分0秒7の好タイム勝ち。
そのスピードに注目が集まりました。
2番人気はアフリート産駒のポップコーン。
フレッシュチャレンジに引き続き、
五十嵐冬樹が騎乗します。
3番人気は唯一の2勝馬、
バブルガムフェロー産駒のオノユウ。
ファンの多い馬で
多くの歓声を浴びていました。
レースは好位から抜け出したオノユウが
2着ウイニングリーダーに3馬身差をつけて快勝。
角川秀樹厩舎のワンツーとなりました。
3着にロサガリカ(7番人気)が入り
ポップコーン(2番人気)は4着、
ショウリダバンザイ(1番人気)は5着に
それぞれ敗れました。
今年、全国で行われる2歳馬の重賞はこれが最初となります。
オノユウはその勝ち馬となりました。
3連勝となり、今後はJRAのラベンダー賞から
函館2歳Sを目指します。
鞍上・桑村真明はこれが重賞初制覇となりました。
道営の若手代表格である桑村真明にとっても、
ステップアップへの大きなチャンスとなるに違いありません。
この人馬の今後に要注目です。
少し風は強かったですが、
昼間は夏の太陽が照り付ける1日でした。
入場門で入場料100円を払うと
開催日程付きの無料招待券を渡されました。
11月のシーズン終了まで利用可能です。
門別競馬場の入場門は4コーナー寄りに位置しています。
ゴール板前に位置するスタンドまでは若干距離がありますので、
写真の電気自動車で移動することができます。
ホッカイドウ競馬のナイター開催は、
昨年までは旭川競馬場で行われていましたが、
今年からこの門別競馬場に舞台を移し、
「グランシャリオナイター」として行われることになりました。
個人的な印象ですが、
旭川の時よりもナイター照明は明るくなったような気がします。
グランシャリオナイターのスタートにあわせて、
ゴール板前に元々あった本スタンドの横に
新たに「ポラリス☆ドーム」と名付けられた新スタンドが
オープンしました。
夜になると幻想的な輝きを放つスタンドです。
このポラリス☆ドームの中をご紹介しましょう。
中には自動発売機・払戻機の他、
「JBCビジョン」と呼ばれる大型ビジョンが設置されています。
また新たに飲食店もオープンしました。
スタンドの外には「とねっこ広場」と呼ばれる
芝生スペースができました。
家族やグループでジンギスカン等を楽しむこともできます。
パドックはポラリス☆ドームの裏手に移動しました。
以前のパドックもそうだったかもしれませんが、
出走馬との距離が非常に近く感じられるパドックです。
また簡素ではありますが、
馬体重を掲示するスペースも設けられています。
昨年までパドックだった場所は大部分が
一般席エリアとして来場者が自由に歩き回ることが
可能になりました。
また、重賞レース時の表彰式や
イベントを行うスペースとしてウイナーズサークルも
設けられました。
またレース後の人馬が引き揚げてくる後検量室前も
近くで見る事ができるようになりました。
出迎える調教師・厩務員と騎手とのやりとりも
聞こえてくるほど、「目の前」といった印象です。
レースや馬、騎手などとの距離感が、
以前の門別競馬場はもちろん、
昨年までの旭川競馬場と比べても
大幅に縮まったような気がします。
今年から誘導馬には厩務員養成の専修学校・優駿学園の
生徒達が騎乗しています。
5人で交代しながら務めるそうです。
このあたりも「馬産地競馬」らしい演出のように思えます。
このように門別競馬場は、
グランシャリオナイターの実施を機に、
ファンと「競馬」との距離が縮まったり、
新たな「馬産地競馬」らしい演出があったりと
いい方向での改善が図られたような気がします。
しかしその一方で課題も山積しているように思えました。
この日、門別で行われたのは全部でわずか9レース。
開幕の札幌開催での売上が不振に終わった原因のひとつに
出走馬不足によるレース数の減少、という話がありました。
「地元」門別の開催にあわせて調整されている馬が多いのでは?
という見方もありましたが、
この日の状況を見る限り、
解消されているとは言い難いように思えます。
ホッカイドウ競馬の「目玉」である2歳馬戦も
メインの重賞、栄冠賞以外に組まれたのは
未勝利戦1レースのみ。
盛り上がりに欠ける1日だったように思えます。
そもそもホッカイドウ競馬がセールスポイントとしている
「2歳馬戦」。
確かに来年の中央や南関東におけるクラシック戦線で
活躍する可能性のある馬たちが
早い時期から登場するというのは魅力的です。
しかしその「魅力」を本当に「魅力」と感じるのは、
ある程度の競馬歴のある人の話であり、
家族連れや「初心者」を含むライトファン層ではありません。
このライトファン層に向けたPRの必要性は認めますが、
それでも売り込む相手が少々違っているような気がします。
「門別」という、気軽に足を運べる場所とはいえないところを
メインの開催地にした以上、
アプローチすべき相手をもう少し考え、
その為の戦略を練るべき状況にあるような気がします。
現状では本来ターゲットとすべきファン層に
アピール出来ているか、どうか、
私は疑問を感じています。
メインの栄冠賞以外に行われた唯一の2歳馬戦
の結果をご紹介します。
3Rの2歳未勝利戦を制したのは
マイネルセレクト産駒のセレクトシューズ(田中淳司厩舎)でした。
フレッシュチャレンジ、ルーキーチャレンジと連続して2着。
3戦目で順番が回ってきた形となりました。
それではメイン8R栄冠賞(H2)の
上位人気馬を紹介します。
1番人気はプリサイスエンド産駒のショウリダバンザイ。
フレッシュチャレンジでは
ダート1000メートル1分0秒7の好タイム勝ち。
そのスピードに注目が集まりました。
2番人気はアフリート産駒のポップコーン。
フレッシュチャレンジに引き続き、
五十嵐冬樹が騎乗します。
3番人気は唯一の2勝馬、
バブルガムフェロー産駒のオノユウ。
ファンの多い馬で
多くの歓声を浴びていました。
レースは好位から抜け出したオノユウが
2着ウイニングリーダーに3馬身差をつけて快勝。
角川秀樹厩舎のワンツーとなりました。
3着にロサガリカ(7番人気)が入り
ポップコーン(2番人気)は4着、
ショウリダバンザイ(1番人気)は5着に
それぞれ敗れました。
今年、全国で行われる2歳馬の重賞はこれが最初となります。
オノユウはその勝ち馬となりました。
3連勝となり、今後はJRAのラベンダー賞から
函館2歳Sを目指します。
鞍上・桑村真明はこれが重賞初制覇となりました。
道営の若手代表格である桑村真明にとっても、
ステップアップへの大きなチャンスとなるに違いありません。
この人馬の今後に要注目です。
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