ゴールデンチェリーの仔エゴイストがハーベストカップ（盛岡）を逃げ切り勝ち／ＪＲＡでの新馬戦以来となる芝コースでのレースでタイトルを獲得（2015.10.11）

１０日（土）の盛岡１１Ｒハーベストカップは
芝１０００メートル戦で争われるスプリント戦。
スタートダッシュを決めたのはエゴイスト（４番人気）だった。
このエゴイストをナリタメロディ（３番人気）、エーシンシャラク（１番人気）、
ケイアイアストン（２番人気）、ニシノニカ（６番人気）などが追いかける。

レースは３コーナーへ。
エゴイストの逃げはまだ続いている。
直後に続くのはナリタメロディ、ケイアイアストンの２頭となった。
レースは４コーナーから最後の直線へ。
ケイアイアストンが外から２番手に浮上し、逃げるエゴイストを追いかける。
だがその差はなかなか詰まらない。
坂を登り切ったところで、２頭の差は逆に広がっていった。
最後はエゴイストが２着馬以下に１馬身１／２差をつけて、
先頭でゴール板を通過した。
勝ちタイムは５８秒６（芝１０００メートル、馬場状態は稍重）。
エゴイストを追いかけていたケイアイアストンは、
最後に脚が上がってしまい、ゴール手前でエーシンシャラクに並ばれてしまう。
２着はエーシンシャラクとなり、ケイアイアストンはクビ差で３着に。
ナリタメロディは最後の直線で失速し、８着に敗れた。

勝ったエゴイストはファスリエフ産駒の４歳牝馬。
２０１３年にＪＲＡでデビュー。
ＪＲＡでは１勝を挙げているが、これは函館のダート１０００メートル戦。
ＪＲＡ所属時に芝コースを使われたのは新馬戦の時だけで、
他は全てダートコースでのレースだった。
今年８月に道営・ホッカイドウ競馬に移籍。
門別で１戦（８着）した後に今度は岩手へ移籍。
岩手移籍後の前走は盛岡のダート１４００メートル戦（５着）で、
芝コースでのレースは何とＪＲＡでの新馬戦以来だった。
通算２勝目、そして芝コースでの初勝利が初めての重賞タイトル獲得となった。

同馬の母ゴールデンチェリーは
２０００年の新春グランプリ（公営・中京）とクラスターカップ（盛岡）を
それぞれ制している。


レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）