惜敗続きに終止符！！サンビスタがレディスプレリュード（大井）を制してＪＢＣレディスクラシック連覇へ一歩前進（2015.10.2）

１日（木）の大井１１Ｒレディスプレリュード（Jpn２）は
トロワボヌール（ＪＲＡ、３番人気）が好スタートを決めたが、
そのトロワボヌールをブルーチッパー（大井、６番人気）が交わして先頭に。
ブルーチッパーの直後にはホワイトフーガ（ＪＲＡ、４番人気）、
サンビスタ（ＪＲＡ、２番人気）、トロワボヌールが続く形で、
レースは１コーナー、２コーナー、そして向正面へ。

逃げるブルーチッパーをマークするホワイトフーガだが、
明らかに行きたがって折り合いを欠いており、
鞍上の大野拓弥騎手が手綱を引いた際に、口を割るような仕草を見せる場面もあった。
そのホワイトフーガをサンビスタとトロワボヌールが直後で見ている。
サンビスタの岩田康誠騎手にとっても、トロワボヌールの戸崎圭太騎手にとっても、
「ホワイトフーガがどこでブルーチッパーを交わすのか？」は
このレースにおける重要なポイントになりつつあった。

ホワイトフーガが動いたのは３～４コーナーの中間地点だった。
このあたりでブルーチッパーを交わして先頭に躍り出て、
先頭で４コーナーから最後の直線へ。
外からサンビスタが迫り、ホワイトフーガに並びかける。
２頭の直後からはトロワボヌールが追い込んできた。
残り２００メートルのハロン棒を過ぎたところで、
今度はサンビスタがホワイトフーガを交わして先頭に。
トロワボヌールも２番手に浮上したが、
前を行くサンビスタとはまだ差があった。
最後はサンビスタ、トロワボヌール、ホワイトフーガの順でゴール板を通過。
サンビスタの勝ちタイムは
１分５０秒２（ダート１８００メートル、馬場状態は稍重）。
４連勝中だったアムールブリエ（ＪＲＡ、１番人気）はエンジンの掛かりが遅く、
最後の直線で伸びてきたものの、ホワイトフーガを交わすことさえできず、
４着に敗れた。

勝ったサンビスタはスズカマンボ産駒の６歳牝馬。
昨年のブリーダーズゴールドカップ、ＪＢＣレディスクラシック、
今年のＴＣＫ女王盃、マリーンカップに続き、
５つ目の重賞タイトルを獲得した。
マリーンカップを制した後は牡馬相手のかしわ記念で５着に入る健闘を見せたが、
その後は５８キロという斤量を背負わされた影響もあったのか、
スパーキングレディーカップで３着、ブリーダーズゴールドカップで２着と、
あと一歩の競馬が続いていた。
今回は５７キロで勝利し、
ＪＢＣレディスクラシック連覇への期待が大きく膨らむ形となった。

同馬の母ホワイトカーニバルは２００２年のフェアリーＳを制している。


レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）