この日の主役はサウンドトゥルー！！クリソライト、コパノリッキーに先着して日本テレビ盃（船橋）を制し、初の重賞タイトルを獲得（2015.10.8）

７日（水）の船橋１１Ｒ日本テレビ盃（Jpn２）は
コパノリッキー（ＪＲＡ、１番人気）がハナへ。
そのコパノリッキーをクリソライト（ＪＲＡ、２番人気）が直後でマークする形で、
レースは１コーナー、２コーナー、向正面へ。
この２頭と３番手以下との間には早くも大きな差が出来ている。
離れた３番手はサミットストーン（船橋、４番人気）で
さらにラヴィアンクレール（ＪＲＡ、５番人気）が続く。

コパノリッキーとクリソライトがレースを引っ張る展開は
向正面から３コーナーに入っても続いている。
３～４コーナーの中間地点では、この２頭の馬体が完全に並ぶ形となった。
だがこの２頭では決まらない。
この日の主役はその直後に浮上していた。

その主役とはサウンドトゥルー（ＪＲＡ、３番人気）。
４コーナーから最後の直線へ入ったところで
クリソライトがコパノリッキーを交わして先頭に立つと、
サウンドトゥルーはそのクリソライトの外に並びかける。
そして残り２００メートルのハロン棒を過ぎたところで、
今度はサウンドトゥルーが先頭に。
そのままクリソライトとの差を広げていく。
最後はサウンドトゥルーがクリソライトに３馬身差をつけて、
先頭でゴール板を通過した。
勝ちタイムは１分５０秒２（ダート１８００メートル、馬場状態は良）。
コパノリッキーは休養明けの影響と見るべきなのか、
クリソライトから７馬身離されて３着を確保するのが精一杯という結果に終わった。
この日、コパノリッキーの馬体重は５２４キロ。
前走のフェブラリーＳからは１２キロ減っていた。
この馬体重をどう解釈すればいいのか？
休養明けなのに減り過ぎだったのか？
いや、大型馬としては仕上がっていたと見るべきか？
それとも前走は冬場だったから比較する意味はない、と考えるべきなのか？
いずれにしても、次走ではファンを悩ませることになりそうだ。

勝ったサウンドトゥルーはフレンチデピュティ産駒の５歳セン馬。
これまで重賞では２０１３年のユニコーンＳで３着に入った実績はあるが、
タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。
通算では７勝目。
今回が地方競馬で行われるダートグレードレース初参戦だった。


レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）