前日付に引き続き、
28日(月)発売の「週刊Gallop」に少々苦言。
前日付で書いた江面弘也さんのコラムの隣のページにある
「From JRA」というコーナーへ。
一般に言われている
「JRAは地方競馬との交流に力が入っていない」という指摘へ
番組企画部・坂東和弘次長が反論する形を取っているのですが、
コスモバルクをはじめ、
地方馬が中央のレースに出走する際の入厩時期などの話を例に、
その指摘は正しくないという論理が展開されています。
しかしこんなのは全くの枝葉の話、
この話の本質論は、全然別のところにあります。
2001年にJRAは競走馬登録がありながら、
美浦・栗東の馬房に入っていない馬の数、
つまり「予備登録枠」を各厩舎の馬房数の3倍まで拡大しました。
JRAの調教師はそれ以前より少なくとも20頭以上、
管理馬を増やす事が出来るようになったのです。
その結果、何が起こったのか?
地方競馬に馬が入らなくなりました。
この日記でも何度か書きましたが、
地方競馬は今、どこも馬房が空いている状態です。
笠松などは4割近い空きがあると言われています。
原因のひとつはもちろん、地方競馬の衰退に伴い、
賞金が下がっている点ですが、
もうひとつ、見逃せない要因があります。
これまで地方競馬でデビューして後にJRAに移籍した
いわゆる「マル地」の馬の中には、
こんな理由で地方競馬でデビューしたケースがありました。
「預ける予定のJRAの厩舎に空きがないので、
とりあえず地方で走らせる」
ところがJRAが予備登録枠を増やしたおかげで、
こうした馬の数は確実に減ります。
その上、JRAは来年から地方馬の中央移籍にこんな条件をつけました
「地方馬登録を受けていた期間の収得賞金が2歳馬で200万円以下、
3歳以上馬で500万円以下の馬は出走できない。」
今の南関東以外の地方競馬の賞金水準でこの条件を満たすには
認定勝ちしかないのでは?
これじゃ「とりあえず地方で」という馬主さんはいないでしょう。
そう考えるとGallopはこんな事を坂東次長に言われて、
そのままにしておいてはイカンのです。
「調教施設が重要ならば、移籍によって心おきなく利用していただけることを
確認しておきます。」
あの〜、その移籍が簡単じゃないと思うのですが?(苦笑)。
28日(月)発売の「週刊Gallop」に少々苦言。
前日付で書いた江面弘也さんのコラムの隣のページにある
「From JRA」というコーナーへ。
一般に言われている
「JRAは地方競馬との交流に力が入っていない」という指摘へ
番組企画部・坂東和弘次長が反論する形を取っているのですが、
コスモバルクをはじめ、
地方馬が中央のレースに出走する際の入厩時期などの話を例に、
その指摘は正しくないという論理が展開されています。
しかしこんなのは全くの枝葉の話、
この話の本質論は、全然別のところにあります。
2001年にJRAは競走馬登録がありながら、
美浦・栗東の馬房に入っていない馬の数、
つまり「予備登録枠」を各厩舎の馬房数の3倍まで拡大しました。
JRAの調教師はそれ以前より少なくとも20頭以上、
管理馬を増やす事が出来るようになったのです。
その結果、何が起こったのか?
地方競馬に馬が入らなくなりました。
この日記でも何度か書きましたが、
地方競馬は今、どこも馬房が空いている状態です。
笠松などは4割近い空きがあると言われています。
原因のひとつはもちろん、地方競馬の衰退に伴い、
賞金が下がっている点ですが、
もうひとつ、見逃せない要因があります。
これまで地方競馬でデビューして後にJRAに移籍した
いわゆる「マル地」の馬の中には、
こんな理由で地方競馬でデビューしたケースがありました。
「預ける予定のJRAの厩舎に空きがないので、
とりあえず地方で走らせる」
ところがJRAが予備登録枠を増やしたおかげで、
こうした馬の数は確実に減ります。
その上、JRAは来年から地方馬の中央移籍にこんな条件をつけました
「地方馬登録を受けていた期間の収得賞金が2歳馬で200万円以下、
3歳以上馬で500万円以下の馬は出走できない。」
今の南関東以外の地方競馬の賞金水準でこの条件を満たすには
認定勝ちしかないのでは?
これじゃ「とりあえず地方で」という馬主さんはいないでしょう。
そう考えるとGallopはこんな事を坂東次長に言われて、
そのままにしておいてはイカンのです。
「調教施設が重要ならば、移籍によって心おきなく利用していただけることを
確認しておきます。」
あの〜、その移籍が簡単じゃないと思うのですが?(苦笑)。