17日(日)は自宅アパートで過ごしました。
テレビとPCの前からほとんど動かない1日だったのですが、
非常に疲れ果てています。
馬券が当たらなくて・・・。
府中に行っていたら、もっと疲れていただろうなあ(笑)。
夜、ヤケ酒を飲みながら早めに布団の中に入ったのですが、
酔っぱらいながらTwitterで触れた話を改めて書いておきたいと思います。
今回のフェブラリーSはカレンブラックヒルの参戦よりも
こちらの方が考えるべき問題だと思うのですが・・・。
ワンダーアキュートに騎乗した和田竜二騎手が、
テスタマッタの走行を妨害したとして騎乗停止処分を受けました。
旧基準・旧ルールなら降着になる可能性もあったと思います。
ワンダーアキュートは3着。
馬券にも影響しかねないケースです。
しかしアメリカJCCの時と同様に、
今回も審議ランプは点灯しませんでした。
アメリカJCCの時と違い、
この件を指摘する競馬メディア関係者も、
インターネット等での発信力を持つファンもほとんどいません。
こうやってJRAに「新ルールに慣らされていく」状況に
ある種の恐怖感を抱いています。
アメリカJCCの時に新基準・新ルールの運用を含めた問題点に
気付かされた筈なのに・・・・。
私が言いたいことはアメリカJCCの時に書きましたので、
今回は少し別の角度から指摘をしたいと思います。
アメリカJCCの時に、
「JRAはその走行妨害がなければ着順が変わった可能性を判断しないことで、
裁決への一貫性を保とうとしている」
という指摘をした競馬メディアや個人ブログがありました。
しかし17日(日)の東京競馬でこんな出来事が発生しました。
4Rで幸英明騎手が
「決勝線手前の2完歩において、馬を追う動作が緩慢になった」として、
騎乗停止処分を受けています。
この件では「(最後まで追っていれば)着順が変わった可能性」が
同騎手への処分を決定する決め手となりました。
「油断騎乗」の判定基準に「着順変更の可能性」が含まれているのに、
降着・失格の判定にはどうして
「着順変更の可能性」が考慮されないのでしょうか?
更にもう一つ。
この日は和田竜二騎手だけではなく、
小倉で酒井学騎手も騎乗停止処分を受けています。
この2件におけるJRAの発表をご覧ください。
・東京11R(和田竜二騎手の場合)
第3位に入線した10番ワンダーアキュート号(和田 竜二騎手)は、
最後の直線コースで外側に斜行したため、
14番テスタマッタ号(岩田 康誠騎手)の進路が狭くなりました。
・小倉1R(酒井学騎手の場合)
第6位に入線した10番ニホンピロマイティ号(酒井 学騎手)は、
最後の直線コースで急に外側に斜行したため、
12番コウエイアース号(丸山 元気騎手)がつまずきました。
開催競馬場・今日の出来事(JRA公式サイト)より昨年までなら「◯◯号の走行を妨害したため、・・・」などという表現だった筈ですが、
今年は「進路が狭くなりました」とか、「つまづきました」とか、
マイルドな言い回しに変わっています。
「妨害」という表現は使わなくなりました。
新ルール・新基準と同時に、
このように言い回しを変えた理由は何なのでしょうか?
マイルドな表現で何かを誤魔化そうとしているようにも思えるのですが。
この新ルール・新基準の話については、
これからも書き続けようと思います。