19日(日)の中山11R京成杯(G3)は
地方・川崎競馬所属のプレイアンドリアルが勝利。
この春のクラシック戦線はかつてのコスモバルクと同様に、
「JRAに挑む地方所属馬」に注目が集まることになりそうです。
プレイアンドリアルが盛岡のジュニアグランプリを勝った時、
この日記でこんな事を書きました。
「コスモバルク」について総括が必要では?プレイアンドリアルが今は道営所属ではなく、
南関東・川崎の所属馬となっているのは、
コスモバルクで得た経験に基いているのかもしれません。
「輸送」という点では「美浦にいる馬」と変わりませんしね。
少し視点を変えたいと思います。
現在は「南関東・川崎所属」となっているプレイアンドリアルですが、
今後、南関東のレースに出走する可能性はあるでしょうか?
「今年の年末に有馬記念に出走するプレイアンドリアル」
を想像(期待?)している人はいるかもしれませんが、
「有馬記念を回避して東京大賞典に出走するプレイアンドリアル」を
イメージしている人はほとんどいないでしょう。
この状況を「南関東ファン」がどう考えているのか、非常に興味があります。
「道営・ホッカイドウ競馬ファン」は
「ここ(門別)でデビューした馬たちが、後にJRAや南関東で活躍する」ことを
当然の事として受け止めている人が多いでしょう。
だから、かつてのコスモバルクは地元のレースを使われることがほとんどなかったのですが、
それでも「北海道代表」として応援する気持ちを多くの人が持っていました。
でも「南関東ファン」はどうなのでしょう?
「物分かりの良いファン」も増えていますが、
「地元のレースに出てこない馬をウチの代表馬とは認めない」という人も少なくないのでは?
中央競馬の話題が出るだけで嫌な顔をする人もいますしね。
プレイアンドリアルは今後は恐らく、
弥生賞かスプリングSを叩き台に皐月賞に参戦することになるのでしょう。
もし皐月賞で優勝したと仮定します。
恐らく所属の川崎競馬場では
「皐月賞優勝セレモニー」「皐月賞優勝報告会」のようなイベントが
企画されることになるのでしょう。
「南関東ファン」の反応は果たして・・・。
似たような事はNARグランプリの年度代表馬となったハッピースプリントにも
当てはまるような気がします。
今年は道営から南関東・大井に移籍して東京ダービーを目指し、
その後は道営に戻る、というプランが発表されています。
こんな「ダービーの後は他所へ行く馬」に対する「南関東ファン」の想いは果たして・・・?
マカニビスティーが東京ダービーを勝った直後の
「何故か冷めた雰囲気の大井競馬場内」を覚えているだけに、
とても興味があります。
競馬メディア関係者の中でも南関東を中心に活動されている方々が
「プレイアンドリアル」や「ハッピースプリント」について、どんな情報発信をするのか?
そして「南関東ファン」がどんな化学反応を見せるのか?
個人的には注目したいと思います。