25日(日)のオークス終了直後、
Twitterでフジテレビ・福原直英アナウンサーのレース実況が酷評されていました。
27日(火)の夜、YouTubeでそのフジテレビの映像を見かけたのですが、
2014 優駿牝馬・オークス(G1) ヌーヴォレコルトが勝利!ハープスター敗れる...(YouTube)
まあ、コレは何を言われても仕方がないというか・・・。
ハープスターだけが走っていた訳ではないのだし。
でもJRAの公式映像も、「公式」としてはどうかと思います。
25日(日)東京11Rオークス(G1) レース映像(JRA公式サイトより)
ラジオNIKKEI・舩山陽司アナウンサーの実況については、特に違和感はありません。
でもその舩山アナの実況音声を消して、映像だけを見ると、
「公式としてどうなの?」と思う場面が何度か出てくることに気がつく人もいるのでは。
このオークスに限っては、
フジテレビの映像(テロップ等は除く)に舩山アナの実況、
という組み合わせだったら、何の問題もなかったのに・・・(笑)。
まあ、「作り手の気持ち」は理解出来るのですけどね。
「競馬」の場合、他の「公営競技」や「スポーツ競技」と比較しても、
「周辺文化」が充実している印象はあります。
だから「周辺文化」側が空回りして、
おかしなモノを作り上げてしまうケースも時にはあるでしょう。
でも「競馬」そのものがあってこその「周辺文化」なのだ、という事を認識しなければ。
私自身も以前はその認識に欠けていたので、
反省の意味も込めて書いているつもりなのですが。
1977年の日経新春杯でのこと。
海外遠征を控えたテンポイントの壮行レースとして注目を集めていたのですが、
そのテンポイントが4コーナー手前で競走中止となってしまった「悲劇のレース」でした。
この当時、私はまだ競馬を知らない年齢でしたので、
後に杉本清アナウンサーの実況付きの映像で、この「悲劇」を知りました。
この時、杉本さんは、テンポイントが競走中止となった後も、
ジンクエイトが先頭でゴールするまでの間、その様子を淡々と実況していました。
当然と言えば当然ですが、でも大切な事なのですよね。
あの場面で、最後の直線での攻防を無視して、
テンポイントの様子ばかりを伝えていたら、むしろ大問題だったでしょうし。
もちろん、これは「程度問題」であり、
ケースバイケースで考えなければならない話ですので、
その基準は一人一人異なると思います。
従って、私の考えを誰かに押し付けるつもりはありません。
でも「競馬そのもの」と「周辺文化」のバランスを無視した話を某所で見かけたモノで。
確かにその某所で語られていた「愚痴」とは逆の意味で
バランスを欠いているケースの方が多いので、気持ちは良く理解出来ます。
でも愚痴っても仕方がない筈なのですが・・・。
あくまでも「競馬」そのものがあってこその「周辺文化」なのです。
「何について指摘しているのか?」については、ご想像にお任せします。