古い話になりますが、
「船橋競馬がナイター開催を始める可能性」について書いた時、
某所から物凄い勢いで否定されたことがありました。
「このモノ知らずが!!」みたいな罵声も浴びました。
でもこんな事になりました。
船橋競馬 来年4月からナイター競馬をスタート(新・競馬ニュース)
「船橋でナイター競馬が出来ない理由」も理解できる話ではありました。
でも世の中に「絶対」というモノはない、
という事を今回は再認識させられた気がします。
まあ、「ウチは絶対に潰れない」と私に力説していた関係者がいた競馬場が
廃止になってしまった事もありましたので、
余程の事がない限り、「絶対」などという言葉を口にすべきではないのでしょうけど。
結局、「決断する人がどんなベクトルを持っているか?」が重要なのでしょうね。
もちろん、その決断が「正しい」「正しくない」は別の問題であることは
言うまでありませんが。
南関東では既に大井と川崎でナイター競馬が行われていますが、
この2つの競馬場のうち、
川崎競馬場は私が「ナイターが始まる前」を知っている競馬場です。
私が初めて川崎に足を踏み入れたのは、
ハシルショウグンが勝った川崎記念(1993年)の時でした。
もちろん当時は昼間開催でした。
あの頃の川崎競馬場は
「女性と子供は近寄ってはいけない」ような雰囲気が漂っていたことを覚えています。
浦和よりもガラが悪かったというか・・・。
今はそんな川崎競馬場の雰囲気がいい意味で大きく変わったと思います。
もちろんナイター競馬になって、客層が変わった事もその理由の一つでしょう。
でも「ナイター競馬」とは無関係な所でも、
それぞれの関係者が「変えた」部分は少なくないと思います。
大変な努力があったのだろうと思いますが、
その努力を積み重ねるきっかけを与えてくれたのは
「ナイター競馬」だったのではないでしょうか。
船橋のナイター競馬について、
「単に夜に競馬をやるだけでは意味が無い」という意見もあるでしょう。
私もその通りだと思います。
でも「ナイター競馬」が様々な面で意識を変えるきっかけになるのでは。
「ナイター競馬をやるのだから、こんな事も始めてみよう」
と普通は考えるものですよね。
船橋もきっと川崎と似たような変化を遂げるのでは、と期待しています。