武豊復帰報道に思う

このところ、スポーツ紙などのサイトで
こんな感じの記事をよく目にします。

武20日復帰へ11・23骨折から驚異の回復力（ニッカン）

１７日（水）の全日本２歳優駿（川崎）で復帰する可能性に
ついて伝えているところもありましたね。
素晴らしい回復力だと思います。
落馬事故直後に
本人も公式サイトの日記で表明していますが、

日記・コラム（武豊オフィシャルサイト）－１１月２６日（水）付をご覧ください

彼の復帰への意欲の凄さ、
そしてその復帰への自信の裏付けとなる
自己管理能力の高さは評価されるべきだと思います。

でもだからこそ思います。
本当にユタカ、大丈夫なの？
有馬記念でメイショウサムソンに騎乗後、
「また痛み始めた」から
その後の最終レースで乗り代わり、とか、
年明けの金杯はお休み、
なんて話になったりしないでしょうね。

そうなると本人だけの問題ではないと思うのですよ。
彼の騎乗馬の馬券を買ってる人からすると、
「じゃあ、あのレースは万全の状態で乗ってた訳じゃないの？」
という話になります。
こうなると「公正競馬」の原則に関わる問題ですよね。
現に怪しい事例はありましたからね。
あるＧ１レースの前日、東上したある騎手が、
途中で体調に異変を訴えて病院に行き、
当日の騎乗は「朝の状態を見て判断」とＪＲＡから発表。
結局、その日騎乗しましたが、
そのＧ１レースの次の最終レースで
「病気のために乗り代わり」。
そんな古い話じゃないですよ。
いましたよね、そんな騎手が。
当時、この人絡みの馬券を買っていた人は
どんな想いでこの乗り代わりを見たのでしょうか？

ユタカに限ってそんなことはない。
そう言いたい人もいるでしょう。
私もそう思いたいです。
でも「痛み」というのは、
「本人にしかわからない部分」もある訳ですよ。
騎手というのは乗ってナンボの稼業なのでしょうが、
馬券を買う側からすると
「痛みを堪えて乗って負けた」では話にならん訳で。
その意味では
「そんなに無理しなくても・・・。
年明けの金杯からでいいじゃん。」
という声が出てきても良さそうな気がするのですけどね。

あくまで個人的な雑感ではありますが・・・。