話題にする努力を

ばんえい記念の「現地レポート」を
作成している最中ですが、
現在、写真のピックアップなど、
かなりの面で作業が難航しております。
申し訳ありません。
明日、４月１日（水）付には何とか間に合わせたいと
思っているのですが・・・。

代わりにばんえい十勝が今年の秋から導入予定の
「５重勝単勝式」について少々。
「秋から導入」という話に
オッズパーク・ばんえい・マネージメント（ＯＰＢＭ）が
「赤字運営が続けば撤退も」
という意向を表明した時期との兼ね合いを
考えてしまったのですが。
その判断時期は確か１０月だった筈ですし。

「５重勝単勝式」が
ＯＰＢＭが要求する「帯広競馬場複合施設化」の
代案として出たものなのか、どうかは分かりません。
ただ、これで恐らく１０月に「撤退」を表明することはないでしょう。
新馬券は発売になるタイミングで「撤退表明」では
空気が読めない会社になってしまいますし。

一方でこの新馬券がオッズパークのみでの発売になるという点も
ＯＰＢＭをはじめ、ソフトバンクグループとしては大きいでしょう。
楽天競馬がイーバンク銀行提携となったことで
競争が激しくなった「ネットでの地方競馬馬券発売」という
分野において、
楽天競馬、ＳＰＡＴ４では発売できない馬券を
オッズパークのみが取り扱うことが出来るという点で
大きな差別化が図れますからね。
恐らく、ばんえいだけではなく、
他地区の地方競馬にも広がるでしょう。
もし道営や南関東も導入したいという話になれば・・・、
という期待もソフトバンクグループ側には
あるように思えます。

その為にはこの「５重勝単勝式」が
魅力的なものにならなければならないでしょう。
まずはネーミングでしょうね。
ＪＲＡも含めて
「このネーミングを使いたければ
オッズパークでの発売を認めろ」
ぐらいのインパクトのあるものにすべきでしょう。
そして「ネットでしか発売しない」点が
多くの人をがっかりさせるのではなく、
「面白そうだから会員になろう！！」
と思うようなきっかけ作り、ＰＲが必要です。
ばんえい十勝はもちろん、
オッズパークがどんな戦略に出るのか、
期待を込めて見ていきたいと思います。

ばんえいなら「そこそこの当てやすさ」が
見込める分、
面白い馬券になるのではないかと思います。
フルゲートが１０頭というのも手頃ですし。
但し、キャリーオーバーが、
期待ほど出るか、どうかは少々微妙な気がしますね。
ばんえい記念当日の２９日（日）のように
本命サイドでの決着ばかりの１日、
というのはばんえいでは珍しくないですからね。
２億円？う～ん、どうかなあ？
でもそんな「高配当」に関する話題で
世間の注目を集められるようだと
面白くなることは間違いないでしょう。
とにかく「話題作り」が大事になるのではないでしょうか？

ばんえいで成功すれば、
必ず他地区地方競馬へ、という話になります。
ここでオッズパークがその発売システムを
構築するのですから、
他地区での導入はある程度、
スムーズに進むことが期待できます。

この「５重勝単勝式」、
今後の動向に注目したいと思います。