「馬券師」だって戦っている
8日(水)付の日記で、
「何か使えそうなツール、アイディアがあったら」
と書いたところ、いくつかアドバイスを頂きました。
ありがとうございます。
参考にします。
さて、10日(金)の「競馬ニュース」ですが、
こんな情報をお伝えしました。
JRA 来年から一部レースで配当金を増額(KANKANの競馬ニュース)
この話、「競馬ニュース」でも書きましたが、
売上に結び付くか、どうかはよく分かりません。
ある意味、JRAでしか出来ない企画で、
地方競馬との格差が更に広がるかな、
という懸念もあります。
でも同時にこんな事を思い出しました。
ある年の日本ダービー前のこと。
私が勤める会社にも「競馬好き」は多いですから、
ダービーが行われる週末を前に、
オフィスでも競馬の話題が盛り上がりを見せます。
そんな我々を見ていた職場のある女の子が
こんな疑問を投げかけてきました。
「大きなレースの時って、
馬券が当たるといつもよりも儲かるのですか?」
言うまでもなく、この女の子は、
競馬を全く知りません。
でも鋭いところを突いた質問であるように
私には思えました。
別にダービーだろうが、3歳未勝利戦だろうが、
全く同じような形で馬券の発売を受け付けて、
同じ基準に基づいて払戻金を受けます。
馬主、調教師、騎手、厩務員などは
勝った時の身入りはダービーと未勝利戦では全然違いますが、
馬券を買っている我々は全く変わりません。
にも関わらず、そうしてダービーごときに
こんなに熱くなっているのだろう。
毎週「熱く」なればいいじゃん。
競馬を知らない人には
そんな我々が不思議で仕方がないと言うか、
もしかしたらアホなのでは?
と思っているかも。
もちろん「馬券を離れたロマン」の話は別ね。
そんなの分かっていると思うけど(笑)。
でも出走馬の関係者にとっては
一般戦よりも勝った時に入ってくる金額が多い
「特別戦」がある訳でしょう。
馬券を買う側にも当たるといつもよりも戻って来る額が多い
「特別戦」があってもいいのでは?
競馬は確かに走る馬と走らせる人が戦う競技です。
でも馬券を買う人たちだって、
ある種の戦いなのですよ。
当たれば金が入ってくるのだから。
それは他の競技との大きな違いです。
いつもよりも「勝利者」のフトコロが
豊かになるレースがあってもいいのでは?
私はそう思います。
どうも年々、その馬券を買う側の「戦い」が
ないがしろにされている感があって、
それも売り上げ減の1つの理由のように私などは
思っていただけに、
このJRAの方針には拍手を贈りたいですな。
でもPRが難しいなあ・・・。
以前にも書きましたが、
射幸心を煽る云々が広告審査の際に問題になりそうだし・・・。
そのあたりを果たしてどうやって乗り越えるのか、
注目したいと思います。
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