とりあえず騎手の話
まずはじめにお詫びを・・・。
同じエントリーが2つアップされているのに
全く気がつかずにいたようです。
申し訳ありません。
電車の中でW-ZERO3で書いたのが、
良くなかったかな?
で、今日も夜の更新です。
この時間に日記を書きたくないのは、
今日のホッカイドウ競馬のニュースのような話が
飛び込んでくると、
物凄く記事が書きにくくなってしまうからなのですが・・・。
まあ、私が慌てて書いたところで、
道営の事情が何か変わる訳でもないので、
その話については明日付けということで。
昔は変わっても、変わらなくても
「とにかく行動」と思っていたのですが、
少しは菅野も大人になった、ということでご理解ください。
歳を取ってつまらなくなった、という見方も
あるかもしれませんが(苦笑)。
で、騎手の話です。
朝の時点では内田博幸について書けばいいかな?
と思っていました。
でもこの時間だから書けるのですが、
「競馬ニュース」に検索で来られた方の
キーワードで異常に多いのが「安田康彦」。
俺、ヤスヤスについて、
そんなに書く事ないけどなあ・・・。
常識的には
「何て馬鹿なことをしたのだろう。反省しろ!!」
なのでしょうが、
それ以前に率直に思ったのは、
「ヤスヤス、生きてたんだ・・・」(笑)。
だってその名前を久しぶりに聞いたんだモン。
「競馬ニュース」にも書きましたが、
同期デビューのジョッキー達でも、
引退後の消息を知らなかったらしいですからね。
他に思ったことをネタ的に書くと、
・「日曜に買った新聞が土曜のやった」と言い掛かりをつけたそうだが、
その新聞は競馬専門紙?
だとすると、彼はどの専門紙を見て馬券を買っているのだろう?
・支払いを逃れようとした金額が約4600円って、
元JRA騎手にしてはセコくないか?
・しかもコンビニでアイスクリームを買おうなんて、
キャラと違う気が・・・。
まあ、こんなところかな(笑)。
でも一応真面目に書いておきますが、
この人、今は競馬社会とは無関係な訳ですよね。
だから「競馬ニュース」のタイトルは
「元G1ジョッキー」にしたのだけれど。
いくつかのサイト、ブログで、
引退届を出したのは本人ではなく、
父親の安田伊佐夫調教師だった、
なんて噂話が書いてありました。
事実関係は分かりませんが、
こういう話が出たという事は、
恐らく、何らかの事情で
「競馬社会から干されて」引退したということなのでしょう。
そんな人間が起こした犯罪です。
こういう人間を排除することができた「競馬社会」というのは、
まだまだまともな一面もあるということなのかも。
ある意味、見直しました。
で、書きたかった内田博幸の話。
内田博幸(大井)が地方競馬通算3000勝 JRA受験を表明(追記あり)(KANKANの競馬ニュース)
先週号の「週刊Gallop」に、
横山典弘と四位洋文の対談記事が出ていましたが、
その中で横山典がこんな事を言っています。
―でも最近思うけど、勝つのも大事だけど、
エンジョイだよ人生。
やっぱりウッチー(内田博幸騎手、大井)とか
昔の石崎(隆之騎手、船橋)さんとか見てるけど、
競馬漬けだもんな。
それがいいか、といわれたら、オレはイヤだな。
365日、競馬はイヤ。
やっぱり海外見ても、オフがあったりね。
調整ルームがないとなると話は違うけど、
365日はいいや。
もっと自分の時間がほしいし、
何のために生きているか、だね―
昨年の前半戦、
「内田博幸が地方所属なのに関東リーディングジョッキーに
なっちゃうのでは?」
という時期にこの発言を聞いたら、
私は恐らく、
「そんな事を言ってるから、JRAの騎手はダメなんだよ。
騎手は馬に乗ってナンボなんだから・・・」
と批判しているかもしれません。
でも今はこの横山典の発言、
少し理解できるような気がします。
昨年の暮れに内田博が体調不良で
中央の騎乗をキャンセルしたことがありましたが、
後にNARグランプリ表彰式の場で、
本人が「乗りすぎ、働きすぎ」を認めていました。
佐々木竹見さんらの「体に気をつけて」というのは、
その背景もあって出た言葉だと、
当時その場で私はそう理解しました。
何でも物事には限度というものがあると
いうことなのかもしれません。
もしその体調不良が原因で
何かの事故に巻き込まれたとしたら、
それは「内田博幸」という「1人の騎手」の騎手生命の問題だけではなく、
中央、地方を越えた日本競馬界が誇る「才能」を
脅かす結果となるのですから。
そう考えると平日は地方、土日は中央、という、
「休みなし」のスタンスが本当にいいのか、どうか?
という問題になります。
・中央競馬
・地方競馬
この「二重構造」(正しくは「地方側」は多重構造)が
このままでいいのか?
という疑問は、
こうした「才能」を守る観点からも重要なポイントなのかもしれません。
これまでに「地方」から「JRA」に移ってきた人たちが
あっさり「地方」の免許を捨てたのに対し、
内田博幸の場合、
その「地方」を捨てる事への「迷い」「ためらい」を
時々感じる瞬間があっただけに、
余計にこんなことを考えてしまうのですが・・・。
一競馬好きとしては「大井の内田」であり続けて欲しいです。
大井から「中央」「海外」を制して欲しい気持ちはあります。
でもその「才能」のことを考えた場合、
その先の選択は彼自身に委ねられるべきで、
私のような「競馬好き」はその彼の選択を支持することしか
許されないような、
最近はそんな気がしています。
そう言えば少し前にグリーンチャンネルに登場した町田直希(川崎)が、
内田博幸についてこんな風に話していましたね。
「早く中央に移籍して欲しいです。
年間500勝のうち、何分の1かは自分に回ってきますから。」
町田らしいという気がして「困ったモンだ」と
言ってやりたくなりますが(笑)、
でもこの発言を聞いた時、
「内田博幸JRA移籍」は南関東の関係者の間でも、
それほど異論、反論のない話であるような、
そんな印象を受けました。
「JRA受験発言」に悲しんだ地方競馬ファンの皆さん、
認めてあげましょうよ、彼の選択を。
それにしても「中央」と「地方」、
そろそろこの「垣根」を解消する術を考えないと・・・。
一連の馬インフルエンザ問題でも
この「垣根」の存在が事態の沈静化を遅らせる要因になっているような、
そんな気がするだけに、
そろそろ何かを劇的に変えないといけない時期に来ているような、
そんな気がするのですが、
皆さんはどのようにお考えでしょうか。
長々とスミマセン。
ホッカイドウ競馬の話は少々お待ちください。
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