やはり「JRAでのJBC開催」を検討すべきでは?


日付が変わってからの更新となってしまいました。
申し訳ありません。
18日(木)のSJT第1ラウンドも
色々アクシデントがあったようですが、
18日(木)付の日記では、
こちらの話題を先にお伝えします。

JBC当日のテレビ中継は?(KANKANの競馬ニュース)

全くの平日開催となる今年のJBC。
その影響は様々なところに出ているようで・・・。

「私事」という言い方が正しいか、どうかは分かりません。
一応、私の作るコンテンツをいつも見てくださっている方もいますので・・・。
私もこの「10月31日(水)」に行われる今年の大井・JBC、
残念ながら現地取材・観戦ができません。
昨年のように「現地レポート」を作成することはできなくなります。
様々な情報から、読者プレゼントまで提供してくださっているだけに、
大変申し訳ない気持ちなのですが・・・。
その分、レース予想など、
ウチのサイトを通しての盛り上げについては、
精一杯頑張らせて頂きたいと思っております。

だから書く訳ではないのですが、
例年、JBCが行われる「11月3日」前後が今年のように、
週末の中央競馬開催日とぶつかる場合の対応を、
今後の事も考えて検討しておく必要があるのだろうと思っています。
JBCは今後も毎年続くものだと信じていますので・・・。
昔、「異議申し立て」というコンテンツをやっていた時も
同じ話を書きました。
この日記を「さるさる」で運営していた頃も書いた記憶があります。
でも改めて、もう一度書きたいと思います。

JBCは米国BC同様に、
毎年、全国の競馬場を持ち回りで開催するレースです。
何年かに一度はJRAの競馬場でも
JBC開催をやるべきではないかと思っています。
「11月3日」が土曜日になってしまった為に、
「10月31日」に実施するのは、「第1回」以来2度目の事。
こういう年はJRAの競馬場で開催すべきでしょう。

今年の特設サイト内にある「JBCの実施意義」について
ご覧ください。

JBCの実施意義(JBC特設サイト)

―そして、このJBCには、
(「競馬の祭典」という意義とは別に)もうひとつの欠かせない視点があります。
これこそが、本家アメリカのブリーダーズカップが、
そして日本のJBCが、他の競走と一線を画す所以(ゆえん)となるものなのですが、
それは、その競走名称にも込められているように、
生産者が主導して実施する競走という視点です。―

「生産者が主導して」という視点に、
果たして「中央競馬」「地方競馬」の区別があるでしょうか?
どちらも「生産者」との結び付きなしには成り立たない競馬です。
その点でJBCをJRAで開催する事に、
全く問題はないように思えるのですが・・・。

JBCと地方競馬を結び付ける根拠として、
このページの中ではこのような事も書かれています。

―その生産者の危機感は主に地方競馬に向けられています。
多くの地方競馬場の不振、存廃までもが議論される現状は、
地方競馬を含めた総体での開催規模を基盤として成立している
生産界にとってまさに憂うべき事態であり、
また賞金の減額による馬の価格の低下や売れ残りは、
すでに現実に生産者に打撃を与えています。―

私はだからこそ、逆にJRAで開催すべきなのでは?
と考えます。
地方競馬が持ち回りで行うレースが、
何年かに一度、JRAでも開催が回ってくる。
そんな事態になった場合、
その年のJBCについてJRAは、
馬券の売り上げをはじめとする様々な面で、
必死になるに違いありません。
また、毎年行われているレースである以上、
その継続性、連続性も大切になります。
自分達の競馬場で開催する時だけ、
売り上げが上がればいい、という考え方は許されないでしょう。
当然、地方競馬側で開催の年も、
PATや場外発売等、最大限の協力が求められる筈。
「JBC」というレースの将来を考えた場合、
JRA開催の年が存在する事の意義は小さくない。
私はそう考えます。

問題はJRA側の意識、
そしてJRAをいかに説得するかにかかっています。
馬インフルエンザ問題でさえ、
「地方競馬」について「知らん顔」を決め込んだJRA。
納得させるのは容易なことではないでしょう。
でも一方で「生産者」というキーワード、
そして「ダート適性の高い馬が活躍できる場」の確保、
こうした観点から関係団体が必死で説得するしかないでしょう。

昨年、阪神競馬場に「ダート2000メートル」のコースが
新設されました。
スタート地点は芝ですが、
1コーナーまでの距離が長い分、
府中の1600メートルや中山の1200メートルのように、
ある程度以上のスタートダッシュを要求されることはない筈。
JBCクラシックを実施するにはふさわしいコースだと思います。
しかもその阪神ダート2000メートルは、
来年からジャパンカップダートの舞台となる可能性が高くなっています。
外国馬を迎えるのと同じコースで、
まずは国内最強馬を決めるJpn1戦を・・・、
ということならある程度のストーリー性も期待できる筈。
JRAにとっても決してマイナスにはならないのでは?

この議論、これまでも事務局サイドで出た事があるという話を
聞いたことはあります。
しかし、今年のような暦になった場合、
その影響を考えた場合、
「JRAでのJBC開催」はもう少し現実的に検討されるべきだろうと、
私は考えています。
JBCをこの先も継続して実施していく為にも、
関係者の皆様、是非とも御一考くださいませ。

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プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

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