「人生」として見る
前日付の日記の件ですが、
楽天競馬のサイトを改めてチェック。
全く動きなし・・・。
このページを見た限りでは、
とても27日(火)から馬券を売り出すようには
思えないのですが・・・。
もしかしてβ版?
そんな訳はないよね。
その一方、岩手県内の動きですが、
岩手日報がこの件を記事にしています。
この話、ホントによく分からんなあ・・・。
組合側の議会対策なのだとしたら、
岩手日報がこんなに簡単に記事にするだろうか?
基本的には「楽天での馬券販売」が成功して欲しいので、
これ以上は書きませんが・・・。
さてこの楽天関連の話の為に、
前日付で書けなかった
「20歳以上なら(公営ギャンブルに)学生でも参戦できる」法改正の話でも。
競輪、オートが競馬同様の対応を取るという話を聞いた時、
すぐに思い出したのが、
フェブラリーS当日の東京競馬場。
この日の出来事について書かれている
須田鷹雄さんの日記をご紹介。
フェブラリーSでした(須田鷹雄の日常・非日常)・18日(日)付
須田さんの日記は理解できる日とそうでない日が極端だったりするのですが、
この日のこの記述には納得です。
―「うまなで」といえば、ぶっちゃけ土曜日に初めて見たんだけど(すまん)、
正直自分がここから情報価値を得ることは無いだろうなと思う一方、
「最近の若者ってこんなノリ」という視点を得たのは勉強になった。
例えば「ディープインパクトブーム」の「ブーム」って
その一部がこの辺なんだろうなと思ってみたり。―
私も「うまなで」という番組はロクに見たことはないのですが(すまん)、
あの日、府中にいた若者たち、
あの3人にあれほど注目して集まるとは思っていませんでした。
カメラ小僧もいたのでしょうが、
私がいたスタンド席からイベントを見る限り、
明らかに“日頃「うまなで」を見ているから”という層だったような・・・。
うまく言葉で説明ができなくて申し訳ないのですが、
2年前の改正競馬法で新たに馬券が買えるようになった
「20歳以上の大学生」が「競馬」に求めているものが少し分かった気がします。
メジャーな場所で「活躍している人たち」というか、
メジャーな場所で「一番強いもの」を見たいというか。
う~ん、ちゃんと説明できていないな・・・。
スミマセン。
24日(土)にグリーンチャンネルの中継を見ていたら、
番組の最後の方で、
阪神競馬場での常石勝義騎手の引退式の模様が流れていたのですが、
彼の挨拶の中に、
この言葉は彼にしか言えないだろうな、という重みを感じる部分がありました。
JRAの公式サイトにも出ていますので、リンクと一緒にご紹介します。
開催競馬場・今日の出来事、明日の取消・変更等(JRA公式サイト)より
―これからは『生きる』ということの素晴らしさや
競馬の魅力を皆様に伝えていきたいです。―
“『生きる』ということの素晴らしさ”
彼にしか言えないですよね、この一言は。
凄く重かったです。
映像を通して見る限り、
まだ落馬の後遺症が残っている印象を受けました。
それでも騎手として復帰しようとリハビリに励んでいた点、
しかもそんな大きな落馬事故が2度目であるという点。
それでも彼はまた馬に乗ろうとしていた。
個人的にはそんな彼の姿も、
「競馬の持つ1つの側面なんだよ」と、
ディープインパクトで「競馬」を覚えた
「20歳以上の大学生」たちに教えてやりたい気持ちになります。
でもたぶん伝わらないだろうな。
もちろん、人生経験の浅さもあるでしょう。
でも「競馬」を「ディープインパクト」という点で見ている限りは
絶対に理解できない筈。
ディープ以前に3冠馬となった馬、
ディープ以前に皐月賞・ダービー・菊花賞を勝った馬、
ディープ以前に年度代表馬となった馬、
そして武豊という乗り役の「騎手」としての人生。
こうしたものはある程度長く見続けないと
なかなか理解はできません。
そんな中で「常石勝義」という人の騎手人生を見るから
その「重さ」も感じられる訳で・・・。
もちろん私も本人と面識がある訳ではないですから、
その「重さ」を私以上に感じている人もいる訳で。
グリーンチャンネルWESTで岡部玲子さんが、
リハビリ中に東京競馬場にダービーを見に来た
常石騎手の様子を話されていましたが、
彼女はそのダービーを見た彼の言葉を聞いた訳ですから、
きっと私よりも「重い」ものを感じていたのではないでしょうか。
競走馬でも同じです。
その現役生活は短いですが、
自分の人生における「この瞬間」に活躍して馬はどんな馬だったのか?
「あの馬」がダービーを勝った時、府中で一緒に見ていた当時の彼女。
「あの馬」がG1を勝ったレースはあんな仕事をしていた時に、
職場を抜け出して競馬場で見たレースだった。
今の嫁さんと初めて一緒に見たレースは「あの馬」が勝ったレースだった。
自分の人生とダブらせながら長く「線」として見るからこそ分かる「競馬」の魅力。
もちろん「20歳以上の大学生」たちにそれを求めるのは無理でしょう。
でも何とか教えてあげたいなあ・・・。
競輪とかオートの場合は、
「選手生命」が競走馬よりもはるかに長いのですから、
競馬以上にこうした視点が必要なのではないでしょうか?
単に法律で「買ってもいいよ」という話にするだけでは足りないのでは?
この話、時間が足りないので、また改めて書く事にします。
私だって、そんな「競馬」の魅力を理解し切れているとは言えない
「若僧」なのですよ、きっと。
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