長くなってしまい、申し訳ありません


mixiチェック
23日(金・祝)ですが、
この日記を書いた後は仮眠。
そして昼過ぎからは荒尾競馬を中心に
インターネットライブ中継で地方競馬を観戦。
そしてメルマガを書いた後は、
フテ寝も兼ねて(笑)再び布団の中へ。
21日(水)・22日(木)の2日間で睡眠時間は3時間未満。
23日(金・祝)も夜勤のお誘いはあったのですが、
さすがに体が・・・。
事実上、「寝ていた1日」となりました。

そんな感じで
私の周辺にはこの日記で書くべき話はありません。
一方で荒尾競馬は最後の競馬開催を終えました。
その荒尾競馬そのものについては
他の方が色々な場所で詳しく書いてくださるでしょうから、
私は別の話でも。

これは今から1ヶ月半前に
某SNS(Facebookではありません)に書いた話です。
長い話になりますが、ご了承ください。
この頃、須田鷹雄さんがブログでこんな話を書かれていました。


大井競馬場で(須田鷹雄の日常・非日常) 


-ところで、岩手に限らず地方競馬、特に小さいところへ行けばいくほど、
贔屓の引き倒しみたいなコアファンと、
まったくそこの馬券を買いたくない
競馬ファン(中央競馬ファンとか、南関限定ファンとか)に
二極化してしまうのはどうしてなんだろう。-

この須田さんの疑問(実は書いている本人も答えを知っているのでは?)についての
私なりの答えでも。
これから書く話は私自身の反省を踏まえてのものです。
その前提でお読みください。

須田さんの疑問についての答えを簡単に書くと、
「贔屓の引き倒し派」と「そうではない派」の溝の存在、
ということになるのだろうと思います。
私も「贔屓の引き倒し派」だった時期がありました。
今はこうした人達とは距離を置いているつもりですが、
今でも「贔屓の引き倒し派」だと思われている方も多いでしょう。
それは仕方のないことかもしれませんね。

「贔屓の引き倒し派」は中央競馬にも存在しますが、
規模が大きく、
その種類も多様な中央競馬においてはあまり大きな影響は与えません。
しかし地方競馬の場合は、
こうした層がどうしても目立つ存在になってしまいます。
問題はこの「贔屓の引き倒し派」の枠内に入ることが出来る人ばかりではなく、
彼らを遠くで見ているだけの人達の存在があり、
「贔屓の引き倒し派」がその存在に気づいていない可能性がある点です。
そんな人達にとっては「贔屓の引き倒し派」が発信する主張が
「ファン全体の意見」のような扱いになるのが
面白くない人もいるでしょう。
でも「面白くない」では済まない話も
時には「贔屓の引き倒し派」は発信します。

「贔屓の引き倒し派」の輪の中に入ることで、
その地方競馬におけるメディア競馬関係者や
中には厩舎関係者ともコネクションが出来る人もいるでしょう。
その為に「贔屓の引き倒し派」は
こうした厩舎関係者の代弁者のような主張を出してしまうケースがあります。

「贔屓の引き倒し派ではない派」の人にとって
一つの地方競馬における「存続」は、
必ずしも厩舎関係者が「競馬の仕事を続けること」とは
イコールではありません。
その競馬場で馬が走っていてくれて、
馬券を売っていてくれれば、
乗っている騎手が武豊騎手などJRAの騎手であっても、
的場文男騎手や戸崎圭太騎手などの南関東の騎手が
乗りに来てくれる形であっても、
問題はないのかもしれません。
走っている馬もその競馬場に隣接する厩舎で暮らす馬ではなくても、
美浦や栗東にいる馬でも気にならない人もいるでしょう。
その形での「存続」の方が現実的だったのかもしれませんし。

しかし「贔屓の引き倒し派」が厩舎関係者の意見を代弁して、
「ファンの意見」とごちゃ混ぜにして主張するようになってしまったあたりから
話がおかしくなりました。
私もそんな流れに加わってしまうという間違いを犯してしまったのですが。
地方競馬のレースを朝の1Rから見ていると気づく方も多いとは思いますが、
その日の前半に組まれる下級条件戦を中心に
こうした厩舎関係者以外に「誰の為になっているのか?」
が疑問に思えてくるレースが時々出現します。
またそのレースを利用した「ビジネス」に走る馬主もいます。
多くの人は口にはしませんが、
そんなレースの存在に「贔屓の引き倒し派ではない派」は気がついています。
そんなレースを「贔屓の引き倒し派」が
「存続のために馬券を買って支えよう」と言い出すのですから、
嫌な気分になる人もいるでしょう。

厩舎関係者の中には、
日本の競馬における未来の為にも守らなければならない人はたくさんいます。
でも今の無理に買い支える形での「守り方」では限界があることに
多くの人は気がついています。
誤解を恐れずに書けば、
「何であんな奴の為に・・・」
というケースもあるかもしれません。
「競馬存続」イコール「全ての厩舎関係者の存続」にしなければ
他にも選択肢があるかもしれないものを、
「全ての厩舎関係者の存続」を「ファンの主張」として
「贔屓の引き倒し派」が主張するのですから、
「そうではない派」はだんだん距離を置くようになり、
やがては「こんな競馬場の馬券なんか買いたくない」
に変わる可能性があるのだと思います。
更に言えばその競馬場におけるメディア関係者も
廃止になれば仕事がなくなる、
という点においては厩舎関係者と同じですから、
メディア関係者と接点を持つ「贔屓の引き倒し派」も
距離を置きたくなる対象となるのでしょう。

私も「贔屓の引き倒し派」だった頃は
こうした「そうではない派」の存在が全く見えずに、
情報発信や活動をしていました。
またこれはまだ詳しくは書けませんが、
こうした「贔屓の引き倒し派」としての活動がきっかけで、
ある馬主の「ビジネス」に関わっていた時期がありました。
その「ビジネス」を通して出来た厩舎関係者とのやり取りから
「ファン」や「メディア関係者」の立場では恐らく知ることが出来なかった
「地方競馬」の側面を見ることもできました。
でもそれは「地方競馬」全体を通して考えれば
言い訳にしかならないのだと思います。
だから自分の事を棚に上げるつもりはありません。
今日の私の状況はその当時の自分に科されたペナルティーなのかな、
とも思う瞬間もあります。

荒尾競馬の最後の開催が終わった翌日、
そして有馬記念の前日に書くべき話ではなかったかもしれません。
また年末年始という
地方競馬最大の稼ぎ時を前に書くべき話ではなかったかもしれません。
気を悪くされた方がいたとしたら
申し訳ありません。
「裏切られた」と思われる方にもお詫び申し上げます。

そして長々とした日記になった点もお詫び申し上げます。

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurl(バザール)に登録

関連記事

きっと地方競馬を変える人たち
ホワイトフーガが想定外のワンマンショーで圧勝した10日(水)の関東オークス。でも...
岩手ダービーダイヤモンドカップ
日本ダービーの前後になると、こんな議論が発生することがあります。出走馬の中に、芝...
「喪失感」はない
本日も新宿でこの日記を書いています。京浜盃の予想ですが、諸事情により「競馬ブック...
御神本訓史騎手の話
自宅アパートにおります。本当は中山競馬場に行くつもりでしたが、どうしても片付けな...
ダイヤモンドSの話
本当は「昨日付の続き」のような感じで、ダイヤモンドSの結果とフェブラリーSの予想...
大井で考えていたこと
すみませ~ん。日記の更新が夜になってしまいました。Twitter等でお知らせした...
JRAさん、「手拍子」を公式に容認するのですか?~ブランドCMに思う~
本日4日(日)も自宅アパートにおります。新宿で父親と食事をした後、まだ残っている...
良いお年を!!
今年も大晦日は地方競馬で重賞が5つ。予想するのが大変なのだから、競輪とか、競艇と...
JRAさん、恥ずかしくないですか?
昨日は申し訳ありませんでした。1日(月)も悪循環が続き・・・、なんて話を書いても...
ジャパンカップ
アルゼンチン共和国杯とみやこSが行われた9日(日)、フジテレビの競馬中継でこんな...

プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

私・菅野へのご連絡は以下のメールアドレスまでお願いします。
kankan@weekenddream.jp

月別アーカイブ

私・菅野一郎が運営するコンテンツです

WEEKEND DREAM
このサイトを中心に活動中です

新・競馬ニュース
競馬界の最新ニュースをお伝えします

気ままな競馬ノート
競馬に関する読み物はいかがですか?

競馬・極私的勝負メモ
馬券・予想下手な管理人が馬券・予想に強くなるためのメモ書きです。

私・菅野のTwitterはこちら

※「新WEEKEND DREAMメルマガ版」は一時休止中です

携帯用アフィリエイトサービス

新競馬ニュース

気ままな競馬ノート

競馬・極私的勝負メモ

このサイトを購読する