「地方競馬」は「一つ」ではない

ご機嫌ななめなＰＣをなだめながら
作業を続けております（笑）。

ＪＲＡのインターネット投票（ＩＰＡＴ）における地方競馬の勝馬投票券発売の件ですが、
岩手に続いて兵庫も公式サイトを通しての告知が出ています。


ＪＲＡのインターネット投票を活用した園田・姫路競馬の勝馬投票券の発売について（園田・姫路競馬公式サイト）


現時点でこうした告知が出たのが
２つの主催者だけというのは一体・・・。
ＪＲＡが発表した次の日ぐらいまでが「旬」だと思うのですが。

但し岩手や兵庫におけるこうした姿勢を評価するのも、
他の主催者の姿勢に疑問を持つのも、
「パイの奪い合い」という、予想される前提があるからこその話です。
そもそもその「パイの奪い合い」自体の是非を考える必要があると思います。
どの主催者も「儲かっている」のであれば、
大いに競争し合えばいいと思います。
でも現状は違うのです。

「馬券はＪＲＡしか買わない」という方も考えて欲しいことがあります。
今はＰＡＴでも、競馬場や多くのウインズでも、
その日に行われる３６レース全ての馬券を購入することが可能です。
でも皆さんはその３６レース全てを買っていますか？
多くの方は何らかの基準を設けて購入するレースを選択していますよね。
ＪＲＡの場合はその３６レース全てが同じ主催者のものですが、
地方競馬の場合はその競馬場によって台所（主催者）が異なります。
従ってファンの選択が大きな意味を持つのです。
「地方競馬」は「一つ」ではありません。

オッズパークや楽天競馬で馬券を買っている方の多くも
既にこうした「選択」を強いられています。
売上に占める割合が大きくないのと、
ややコアなファン層による動向ですからあまり注目されることはありませんでしたが、
ＪＲＡのＰＡＴはさすがに事情が異なります。
一連の流れを意識せず、
「ＰＲ」等を疎かにする主催者は廃止になって当然、という人もいると思いますが、
多くの人はそうではないでしょうし、だからこその施策である筈です。

だからその為に考えるべきことは・・・？
などという話を書くのは止めますけどね（笑）。
ＩＰＡＴで地方競馬の馬券を買うことが可能となったら、
そんな事も少し考えてみて頂ければ、と思っております。