「ばくおん」はないと思うのだけど・・・

２２日（土・祝）と２３日（日）の中央競馬中継を見ていたら、
こんな企画のプロモーション映像がかなりの頻度で放映されていました。


ＳＭＡＲＴ！ＪＲＡ～馬駆音祭（ＢＡＫＵＯＮＳＡＩ）～がスタート！（ＪＲＡ公式サイト）　


昨年は「絆」だとか言いながら
マイルチャンピオンシップ南部杯を東京競馬場でやってしまったＪＲＡですが、
１年経ったらコレですよ。
南部杯当日に南部杯の「な」の字も出てきません。
東京競馬場内の岩手場外でも発売しているのですよ。
ＩＰＡＴでも発売があるのですよ。
まあ、そんなモンなのかもしれませんが。

その内容については何も申し上げるつもりはないのですが、
「ＢＡＫＵＯＮＳＡＩ（ばくおんさい）」というネーミングはどうかと思います。
「馬駆音祭」という当て字にはなっていますが、要は「爆音祭」でしょ。
競馬場で「爆音」というのは少々違和感があります。

最終レースの後ですから、
「爆音」を出しても馬が驚いたりする心配はない、
ということなのかもしれません。
でも競馬場で使うべき言葉でしょうか？
パドックから離れているとはいえ、
場内に乗馬施設もあるし、そこには馬もいるのですから。

南部杯と中央競馬の開催が重なる日ということは
「ＩＰＡＴで地方競馬の馬券発売」をＰＲする最高である筈なのですが、
ＪＲＡはそのＰＲに力を入れる気は全くなく、「ばくおん」の方が大切なようです。
それがＪＲＡのスタンスなのでしょう。
「我々は発売窓口を作ったのだから、これで売れなければ地方競馬の責任」
という事なのかもしれません。
その姿勢が間違っているとは言えないのですけどね。
確かにＪＲＡが地方競馬のレースをＰＲしなければならない義務はありません。

でも「ばくおん」かよ。
それはないのでは・・・。