続・「政治」というもの

本日は自宅アパートにおります。
午後から少しだけ外出の予定です。

このところ、
地方競馬の存廃問題と「政治」に関わる話を書いていて、
２１日（水）付でこんな書き方をした通り、

－でもそんな「政治」の力も「その後」を考えると
気をつけなければならないことがありそうな・・・、
という話はまた改めて、ということで。－

この点について私自身の考えを書かなければならないと思っているのですが、
先程から何度も「書いては消し」を繰り返しています。
私自身も応援する側に回ってしまった話もあり、
その点についての反省も踏まえて考えると
どこまで書くことが許されるのか、少々難しかったりするのですが・・・。

現場でどんなに頑張っても解決できないものを
乗り越えることが出来る可能性があるのが「政治」だと思っています。
ある将来像へのベクトルを持つのが「政治」なのですから。
民間参入など運営体制を変えたり、
「競馬」が地域に持つ意義を定義付けして
新たな存在価値をアピールしたりするのも「政治」の力ですし、
巨額の融資案を可決して、
経営の安定化を図る役割を果たすのも「政治」だと思います。

しかしこうした役割を果すために
駆け回ってきた自治体の首長さんや議員さんたちが当時描いた
「競馬場の将来像」と今の姿は果たしてイコールと言えるでしょうか？
あるいはその「将来像」への過程と言えるでしょうか？
私は少々違う方向に向かっているような印象を受けます。
具体的には書きませんが。

私も人のことは言えませんが、
人間というものはどうしても「喉元過ぎれば・・・」という話になりがちです。
もしまたピンチが訪れても
「また助けてもらえるのでは・・・」という甘えが
現場に芽生えつつあるようにも思えます。

でも首長さんも議員さんも選挙という過程を経て存在します。
「競馬の将来像」だけを語る訳にはいきません。
その地域には他にも大切な問題がたくさんあるのですから、
いつまでも「助けてもらえる」とは思わない方がいいのではないでしょうか。

この先、地方競馬に関して（中央競馬も同じかもしれませんが）
「政治」に何かを期待する場合は、
恐らくもっと「大きな話」をお願いするべきなのだと思います。
でもきっとこの国における今の政治状況、
そして競馬を取り巻く状況では無理なのかもしれませんが。