当時はどうだったのか？

アメリカジョッキーＣＣで再び議論となりつつある「裁決問題」。
今回の経緯を見ながら、
「柏木集保さんはこの件をどう書くのだろう？」
と思われた方も多かったのではないでしょうか。
まずはその柏木集保さんの記事をリンクしたいと思います。

アメリカJCC（netkeiba.com）


柏木さんが文末に書かれているこの部分について、
私は少々違和感を憶えました。

－今回の出来事に紙面を割いたマスコミは少なかった。
みんなもう、個々人に対してはともかく、
JRAという組織に失望してしまっているからである。－


柏木さんは本当にそう思っているのでしょうか？
それとも本当は別の事情があることをご存知なのですが、
何らかの事情があって、こんな表現になっているのではないでしょうか？

私はこの件が関係しているような気がします。
この日記で昨年８月に紹介した、
サンスポの記事を改めてリンクします。


ＪＲＡ、降着・失格の判断見直しへ（サンスポ）


この記事中にもありますが、
ＪＲＡはこの新ルール・新基準を導入するにあたって、
昨年８月に東西の記者クラブとの間で意見交換会を実施しています。

この意見交換会に参加した記者の方々は当時、
今回のアメリカジョッキーＣＣにおける事態をイメージ出来ていたのでしょうか？
そして今回、彼らはどう思ったのでしょうか？
「ファンが不満を持っている」というだけではなく、
調教師や騎手が保証金３０，０００円を支払ってまで
審議ランプを点けてしまうという事態なのですから・・・。

もしかするとその当時のＪＲＡからの説明と、
今回の対応との間に違いがあるのかもしれません。
あるいは今回の事態を指摘した記者の方がいたのかもしれません。
「ＪＲＡが聞く耳を持たないモンで・・・」という話なのか？

こうした点について、公にする記者が出てきて欲しい気がするのですが。
それとも今回の件を批判すると、
「あの時、お前らも説明を聞いていたじゃないか！！」
とＪＲＡから怒られてしまうということでしょうか？

そんなに勇気が必要な話だとは思えないのですけどね・・・。