決定権を自治体が握っている現状では・・・

私の近況に関する話にロクなモノがないので（笑）、
もう１日だけ「船橋オート廃止」に関する話を。

ネット上での議論の中で
「オートレース場は全国に６場しかないのに、そのうちの一つが廃止になってしまうと・・・」
と、オートレースの今後を不安する意見を見かけました。
でも「廃止」を決断する自治体にとっては
残念ながら「そんな事は知ったこっちゃない」という話でして・・・。

地方競馬の存廃問題でも似たような議論が出てきますよね。
「馬産地への影響が・・・」というヤツです。
これも残念ながら、
「遠い北海道にある牧場よりウチ（自治体）の台所事情が心配」
という話で終わってしまいます。
「続けるか？」「それとも廃止するか？」を判断する上で、
「その業界（競技）の将来」は全く考慮されないのです。
廃止になれば、その業界とは無関係な立場になることが出来るのですから。

地方競馬にせよ、他の公営競技にせよ、
「存廃」の決定権を主催する自治体に握られている状況に未来はありません。
でも現状はその未来がない状況なのです。
あくまで業界が主導出来るような形にならないと・・・。

もちろん、全国的な組織に再構築する上で捨てざるを得ないものもあるでしょう。
でもドミノ倒しのような形で全てを失うよりも、
その業界（競技）が残るという意味ではいいのでは？