もう１０年か・・・

今更、こんな事を言ったところで・・・。

御無沙汰しております（須田鷹雄の日常・非日常）


須田鷹雄さんが船橋オート廃止に関連して、
主催者側の自治体における「経営責任」について指摘されています。
でもこの話は私も約１０年前、
高崎競馬廃止の際に指摘して、馬鹿にされた経験があります。
こんな話、１０年経った今では周回遅れの議論でしかありません。
須田さんも今更何を言っているのでしょうか？
あの当時に言ってくれれば良かったのに・・・。
ちなみに毎日新聞も当時から公営競技に関してはそんなスタンスの新聞でした。

似たような話を須田さんとは別の某有名ライターさんも
福山競馬廃止の時にTwitterで指摘されていたことを覚えていますが、
残念ながら何の意味もありません。
相手は「経営責任」どころか「どうやって潰すか？」を考えている人たちなのです。
無事に廃止に持ち込むことが出来れば「グッジョブ！」な人たちに対し、
「経営責任」なんて議論をしても・・・。

まあ、１０年前の私もそんな事が理解できていなかったのですから、
偉そうなことは全く言えないのですが。

経営権を自治体ではなく、競技団体自体が握り、
その場が存在する自治体に収益金を分配する形じゃないと・・・。
でも無理なんだろうな、そんな構造改革は。

高知競馬がナイター開催を始めた時、
ナイター照明の点灯式に出席した尾﨑正直・高知県知事の挨拶に
感動した事を覚えています。
内容はこんな感じでした。

「"夜さ恋ナイター"という、高知らしい素晴らしい名前を付けてもらった。
デートスポットにもして欲しい。仕事帰りにも来て欲しい。
全国の地方競馬が苦しい状況にある。
しかし我々は多くのファンに支えられたこの競馬を何とか守っていかなければならない。
売上が伸びない状況下でも歯を食いしばって頑張っていきたい。
そしてこの"夜さ恋ナイター"を通して、全国の地方競馬を盛り上げていきたい。」

全ての公営競技場が存在する自治体の首長さんが
こんな考え方をお持ちの方々ばかりなら、何の問題もないのですが、
現実にはそうはいかないモンなあ・・・。
高知競馬も尾﨑知事がいなくなったら、
どんな方向に進むのかはわからないし・・・。

高崎が廃止になってから、もう１０年が経つのですね。
早いモンだなあ・・・。
未だに跡地について、
「あーでもないこーでもない」といった議論をやっているみたいですが・・・。