岩手ダービーダイヤモンドカップ
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日本ダービーの前後になると、
こんな議論が発生することがあります。
出走馬の中に、
芝2400メートル戦への適性に欠けることが明らかな馬がいたとします。
(適性や実績から短距離馬だと思われる、あるいはダート馬では・・・、など)
そんな馬の陣営に、こんな批判を浴びせる人がいます。
-勝てる訳がないのに出走させるな!!
その馬よりも適性が高い馬が除外になっているんだぞ!!-
この手の批判は、インターネットが普及する以前から、
競馬雑誌にある読者投稿のコーナーでもあったような・・・。
私はこうした批判に賛同する気にはなれません。
勝てる、勝てない、の前に、
馬主である以上、ホースマンである以上、
その出馬表に所有馬、管理馬の名前があることに誇りを感じる。
それが「ダービー」だと思っています。
「勝てる訳がないから出るな」はナンセンスではないでしょうか。
これまで積み上げた賞金で出走が可能ならば、
勝ち負けはともかく名を連ねたい。
「ダービー」は馬を走らせる人達にとって、
そんな魅力を持つレースであるべきではないでしょうか。
いきなりこんなことを書いたのには理由があります。
31日(日)の夜、帰宅直後にある方から、
「菅野さんはどう思いますか?」というメールが届きました。
内容は昨日1日(月)に盛岡競馬場で行われた、
岩手ダービーダイヤモンドカップに関するものでした。
今年の岩手ダービーダイヤモンドカップは、
ロールボヌールという絶対的な存在がいたために、
枠順確定の時点で7頭立てという寂しいものになってしまいました。
そしてレース前に出走取消馬が出て、最終的な出走馬はわずか6頭。
実力が1枚も2枚も違う馬が1頭いて、
その馬に勝てる筈がない、という理由だけで、
多くの馬が回避してしまう「ダービー」があるとは・・・。
JRAの「ダービー」なら、
ディープインパクトが出ていた時でもフルゲートだったというのに・・・。
そこに所有馬・管理馬の名前がある。
そんなところに馬主や厩舎関係者が誇りを持つことが出来ないと、
今年の岩手ダービーダイヤモンドカップのようなレースになってしまう、
ということなのでしょう。
メールを送って頂いた方は、
岩手競馬の馬主や厩舎関係者が「敢闘精神に欠けている」
という批判をされていました。
その批判は私も正しいと思います。
でも参戦することに誇りを感じることが出来ない
「ダービー」そのものにも欠陥があるような気がします。
これは主催者の考え方に問題があると言うべきではないでしょうか?
賞金の問題ではないでしょう。
どんなに賞金が安くても「ダービー」は「ダービー」なのですから。
私は今年のような状態が今後も続くのであれば、
岩手ダービーダイヤモンドカップは取り止めてもいいと思います。
別にいいんじゃないですか、
地方競馬の「ダービーウィーク」から「岩手ダービー」がなくなっても。
岩手には不来方賞という、40年以上続いている3歳馬の重賞もあるのですし、
秋にはダービーグランプリもあるのですから。
そう言えば、地方競馬の「ダービーウィーク」が始まり、
岩手のダービーがダイヤモンドカップになった時、
「なぜ、"岩手ダービー不来方賞"ではないのか?」という意見があったような・・・。
不来方賞が岩手ダービーになったとしても、
昨日のような状況が改善されるとは思いませんけどね。
勝手な意見を長々とスミマセン。
こんな議論が発生することがあります。
出走馬の中に、
芝2400メートル戦への適性に欠けることが明らかな馬がいたとします。
(適性や実績から短距離馬だと思われる、あるいはダート馬では・・・、など)
そんな馬の陣営に、こんな批判を浴びせる人がいます。
-勝てる訳がないのに出走させるな!!
その馬よりも適性が高い馬が除外になっているんだぞ!!-
この手の批判は、インターネットが普及する以前から、
競馬雑誌にある読者投稿のコーナーでもあったような・・・。
私はこうした批判に賛同する気にはなれません。
勝てる、勝てない、の前に、
馬主である以上、ホースマンである以上、
その出馬表に所有馬、管理馬の名前があることに誇りを感じる。
それが「ダービー」だと思っています。
「勝てる訳がないから出るな」はナンセンスではないでしょうか。
これまで積み上げた賞金で出走が可能ならば、
勝ち負けはともかく名を連ねたい。
「ダービー」は馬を走らせる人達にとって、
そんな魅力を持つレースであるべきではないでしょうか。
いきなりこんなことを書いたのには理由があります。
31日(日)の夜、帰宅直後にある方から、
「菅野さんはどう思いますか?」というメールが届きました。
内容は昨日1日(月)に盛岡競馬場で行われた、
岩手ダービーダイヤモンドカップに関するものでした。
今年の岩手ダービーダイヤモンドカップは、
ロールボヌールという絶対的な存在がいたために、
枠順確定の時点で7頭立てという寂しいものになってしまいました。
そしてレース前に出走取消馬が出て、最終的な出走馬はわずか6頭。
実力が1枚も2枚も違う馬が1頭いて、
その馬に勝てる筈がない、という理由だけで、
多くの馬が回避してしまう「ダービー」があるとは・・・。
JRAの「ダービー」なら、
ディープインパクトが出ていた時でもフルゲートだったというのに・・・。
そこに所有馬・管理馬の名前がある。
そんなところに馬主や厩舎関係者が誇りを持つことが出来ないと、
今年の岩手ダービーダイヤモンドカップのようなレースになってしまう、
ということなのでしょう。
メールを送って頂いた方は、
岩手競馬の馬主や厩舎関係者が「敢闘精神に欠けている」
という批判をされていました。
その批判は私も正しいと思います。
でも参戦することに誇りを感じることが出来ない
「ダービー」そのものにも欠陥があるような気がします。
これは主催者の考え方に問題があると言うべきではないでしょうか?
賞金の問題ではないでしょう。
どんなに賞金が安くても「ダービー」は「ダービー」なのですから。
私は今年のような状態が今後も続くのであれば、
岩手ダービーダイヤモンドカップは取り止めてもいいと思います。
別にいいんじゃないですか、
地方競馬の「ダービーウィーク」から「岩手ダービー」がなくなっても。
岩手には不来方賞という、40年以上続いている3歳馬の重賞もあるのですし、
秋にはダービーグランプリもあるのですから。
そう言えば、地方競馬の「ダービーウィーク」が始まり、
岩手のダービーがダイヤモンドカップになった時、
「なぜ、"岩手ダービー不来方賞"ではないのか?」という意見があったような・・・。
不来方賞が岩手ダービーになったとしても、
昨日のような状況が改善されるとは思いませんけどね。
勝手な意見を長々とスミマセン。
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