「手つなぎデート」の話


mixiチェック
昨日付の日記でアップするつもりだった写真は
「ハロウィン仕様の誘導馬」でした。
でもそんな写真をアップしたら、
他の人のブログみたいになっちゃいますよね(笑)。
今日は私らしい話題でいきましょう。
21日(水)の川崎競馬場でTwitterを見ていた時に知った
例の「手つなぎデート」の話でも(笑)。

この話、事実関係に興味は全くありません。
それから「風紀委員」的はモノの考え方については、
「ひとまず別の場所に置いといて・・・」という前提での話ということでひとつ。


記事を読んで最初に思い出したのは、
2009年の有馬記念での出来事でした。
この日、最終レース終了後、
中山競馬場のパドックで数名の騎手によるトークイベントが行われていました。
参加した騎手の中で最も下っ端だったのが三浦皇成騎手。
当時、三浦皇成騎手は結婚する前で、
ワイドショーや週刊誌等でアレコレとネタになっていた時だったのですが、
参加者の1人、後藤浩輝騎手が三浦皇成騎手にいきなりこう言い放ったのです。

「クリスマスイブは誰と過ごしたんだよ?」

一連の報道をしかめっ面をして見ていたファンも多かった中、
後藤浩輝騎手の発言は、
騎手の間でこの話題がどんな「温度」なのか、
を教えてくれるものだった、と記憶しています。
今思えば、後藤浩輝騎手は、
こんな感じで騎手たちの間にある「温度」をファンに伝えるのが上手い人でしたよね。
で、その話題について、後藤浩輝騎手に続く形で悪ノリをした先輩騎手がいたのです。
その先輩騎手は三浦皇成騎手が翌年も英国遠征を計画している話になった時、

「それ、新婚旅行を兼ねてるの?」

とキツい一言を・・・(笑)。
でもその先輩騎手は一連の三浦皇成騎手に関する報道について、

「こういう形で競馬が話題になるのは悪いことじゃないよ。
注目されているということなのだから」

とも語っていました。
その先輩騎手とは誰か?
実は武豊騎手だったのです。
今回、彼自身がその立場になってしまったのですが・・・(笑)。

私は別に「あの時、こんなことを言ってたじゃねーか」とか、
揚げ足取りをしたい訳ではありません。
むしろその当時の武豊騎手の意見に大賛成です。
少しはこういう話が「競馬」とは無関係なメディアで話題になるくらいじゃないとね。

何度か書いていますが、
「騎手」は競馬の世界においては「花形」の存在です。
こういう報道をきっかけに
「いいなあ・・・、騎手って、そんなにモテるのか」
という話になるくらいでちょうどいい気がするのですけどね。
「モテたいから騎手を目指します」なんて子供たちが出てきたら最高じゃないですか。

こんな考え方もあると思うのですよ。
JRAの若手騎手たちが今回の報道を見て、

「そうか、オレもユタカさんのように技術を磨けば、
モテるようになるのか。頑張ろう!!」

と思いながらトレーニングに励んでいるとしたら、
この報道は彼らにいい効果をもたらしていることになるのでは。
個人的にはそんな若手騎手がどんどん出現して欲しいと思っています。

「動機が不純だ」という人がいるかもしれません。
でも男性の方なら誰でも、
「女性にいいところを見せたくて、仕事を頑張っちゃった」
という経験があると思うのですよ。
男って、こんなどうしようもないことがきっかけで、
仕事へのモチベーションが上がってしまう生き物なのです。
私もサラリーマン時代、
上司よりも後輩の女の子に褒められた方が嬉しかった記憶が・・・(笑)。


どうしてこんなことを書くのかというと、
この「手つなぎデート」の報道が出た後、
三浦皇成騎手の時と同様、
「拒否反応」に近い「ファンの意見」がTwitterなどで散見されたからです。
みんな、真面目だなあ・・・。
高校球児じゃないんだから。

JRAのトップジョッキーなら、
船乗りのようにJRAの競馬場がある街に愛人が一人ずつ存在していたとしても、
「そうか、トップジョッキーが騎乗するのは馬だけじゃないのか」
ぐらいにしか、私は思わないけどね。
「オレもそんな騎手になりたい」とか思いながら精進する若手騎手がいるとしたら、
それはむしろ素晴らしいことじゃないですか(笑)。

もちろん、それが原因で騎手としての仕事が疎かになったり、
ルール違反を犯すようなら論外ですけどね。
どこかの地方競馬であった「調整ルームに連れ込んじゃった」なんて奴は、
騎手免許を剥奪されても仕方がないと思います。
でもまあ、武豊騎手はそんなことはしないでしょ、だぶん。


以上は全くの「個人の見解」ということでひとつ。
長々とスミマセン。

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurl(バザール)に登録

関連記事

「手つなぎデート」の話
昨日付の日記でアップするつもりだった写真は「ハロウィン仕様の誘導馬」でした。でも...
どうして「競馬」ではないのだろう?
以前、大相撲の時にも似たようなことを書いたのですが・・・。野球賭博、巨人・福田聡...
エージェント制度に思う
2009年に「新・競馬ニュース」でこんな現地レポートを作成したことがありました。...
きっと地方競馬を変える人たち
ホワイトフーガが想定外のワンマンショーで圧勝した10日(水)の関東オークス。でも...
岩手ダービーダイヤモンドカップ
日本ダービーの前後になると、こんな議論が発生することがあります。出走馬の中に、芝...
「喪失感」はない
本日も新宿でこの日記を書いています。京浜盃の予想ですが、諸事情により「競馬ブック...
御神本訓史騎手の話
自宅アパートにおります。本当は中山競馬場に行くつもりでしたが、どうしても片付けな...
ダイヤモンドSの話
本当は「昨日付の続き」のような感じで、ダイヤモンドSの結果とフェブラリーSの予想...
大井で考えていたこと
すみませ~ん。日記の更新が夜になってしまいました。Twitter等でお知らせした...
JRAさん、「手拍子」を公式に容認するのですか?~ブランドCMに思う~
本日4日(日)も自宅アパートにおります。新宿で父親と食事をした後、まだ残っている...

プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

私・菅野へのご連絡は以下のメールアドレスまでお願いします。
kankan@weekenddream.jp

月別アーカイブ

私・菅野一郎が運営するコンテンツです

WEEKEND DREAM
このサイトを中心に活動中です

新・競馬ニュース
競馬界の最新ニュースをお伝えします

気ままな競馬ノート
競馬に関する読み物はいかがですか?

競馬・極私的勝負メモ
馬券・予想下手な管理人が馬券・予想に強くなるためのメモ書きです。

私・菅野のTwitterはこちら

※「新WEEKEND DREAMメルマガ版」は一時休止中です

携帯用アフィリエイトサービス

新競馬ニュース

気ままな競馬ノート

競馬・極私的勝負メモ

このサイトを購読する