求めるモノの違い

今日も都内某所のファーストフード店で
日記本編を書いています。
時間がたっぷりある筈なのに、
この日記を朝のうちに書き終える事ができないのは
何故か？というと、
携帯版の修正に手間取って
夜中までかかってしまい、
その分、朝寝坊するからだったりします。
携帯版ですが、もう少々お待ちください。
もしかするとＵＲＬを変えるかも。

昨日の日記の続き話を少々。
前残りの競馬が多くなる可能性の一つとして、
「騎手側の問題」を挙げましたが、
だからといって、
騎手ばかりを責められない部分も
あるような気がします。
例えば、メンバーの中に
１頭だけ力が抜けている馬がいるとします。
その馬を別の馬の騎手が
何らかの形で負かしに行く競馬をして、
その結果、最後の直線で脚がなくなって
シンガリ負け、
という人馬がいたとしましょう。
その「負かしに行った馬」の馬券を
買っていた人にとっては、
その騎手の乗り方は納得できるもので
あるケースが多いと思われます。
馬券を買う側もそんなレースぶりを期待して
馬券を買っているのですから。

でもその馬のオーナーは納得するでしょうか？
もしかしたら「無理」をせず、
掲示板に載ってくれた方がカネになる、
と考える可能性もあるでしょう。
だとすると、その騎手はオーナー側からは
「無茶な乗り方をした」
という評価にしかならず、
下手をすれば
「カネにならない騎手」
「余計な事をして損をさせる騎手」
と見られ、「降板」だってあり得る訳で。
騎手に入る進上金を直接払うのも、
「次」に乗ってもらう騎手を決めるのも、
馬券を買う人間ではないですから、
騎手は当然、オーナー側の論理を優先するでしょう。
馬券を買う人間に「５着」や「８着」などといった
着順に何の意味もありませんが、
オーナーさんの場合は
その意味が全然違いますからね。

馬券を買っている側にとって「面白くない」ものも
馬を持っている側から見ると
「面白くない」なんて言えば、
「冗談じゃない！！」という話になります。
もちろん、競馬は馬がいないと成立しませんから、
「馬を持っている人」の存在を無視できませんが、
それ故に「馬券を買っている人」が「つまらない」
と感じるようになるのでは、
そりゃ、売上も落ちるというもので・・・。
このご時世、「馬を持っている人」も
余裕がなくなっているケースもあるでしょうから、
「競馬に求めるモノ」の違いは
どんどん大きくなっていくのが現状でしょう。

こうした背景を考えると、
「競馬がつまらない」原因を「馬場」「騎手」ばかりに
押し付けるのはちょっと無理があるような気がします。
もっと大きな次元の問題のような・・・。
「馬券購入者」のニーズと、
「オーナー」のニーズの違いは
以前から書いてきましたが、
その違いの大きさが年々拡大しているように
私には思えます。
「仕方がない」のかもしれませんが、
結論が「仕方がない」だけでは、
「競馬」の将来は「お先真っ暗」でしかないように
思えるのですが、どうなのでしょうか？