達増知事に疑問　「民間」に「無いものねだり」してませんか？

更新が遅くなりまして申し訳ありません。
本編なので本当はちゃんと書かなければ
ならないのですが、
あまり時間がないので簡潔に。

岩手競馬の民間委託問題で、
これまでどちらかというと
委託先候補の日本ユニシスに
厳しいことを書いている感があるので、
バランスを取る訳ではないですが
この記事を読むと少々思うところがあります。

岩手競馬「基本は現行方式」 （ＩＢＣ）

守秘義務契約に異論　岩手競馬民間委託で知事（岩手日報）

「守秘義務契約」の考え方については、
私のサラリーマン稼業での経験上、
ちょっと思うところがありますので、
ここでは触れません。
でもこの二つの記事におけるこの部分について
達増知事の考え方には少々違和感を抱きました。

―（前略）現段階では現行方式より
優れた提案は受けていないという認識を示しました。（ＩＢＣ）―

―今後は、現行の運営方式が基本とした上で
「今より良い方法がないか、
貪欲（どんよく）により良い可能性を求めたい」と
交渉を続ける姿勢を示した。（岩手日報）―


達増知事は「民間」に何を求めているのでしょうか？
岩手競馬のどの部分を「民間」に委託しようとしているのでしょうか？
「貪欲に」求めているものは何ですか？

広告・宣伝・広報ですか？
施設の維持・管理ですか？
競走番組の編成など競馬開催そのものの業務ですか？
馬券の販売業務ですか？
それとも・・・？

そこが明確でないまま、
「アイディア」を日本ユニシスに出させようとしているとしか
思えないのですが。
だから最終的に何故、日本ユニシスだったのか？
日本ユニシスのどこが良かったのか？
（正確には良いと思ったのか？）
見ていて全然分からないし・・・。
もしそのあたりがアバウトなまま、
「何か提案しろ」という話だとしたら、
相当、質の悪い仕事のように思えます。
だから、日本ユニシス側も
メディアに好き勝手言いたい放題なのかもしれないし・・・。

上記の記事を見る限り、
達増知事は「民間」に
「無いものねだり」をしているだけにしか
思えんのですがどうなのでしょうか？
そのあたりを一度整理するなり、
ここまでの経緯を詳しく説明するなりしないと
いけないように思えます。

私もこの件には無関係ですが、
（日本ユニシスとも無関係ですが）
一応「民間」の人間です。
今回の日本ユニシスの１件で、
「だから民間は使えねえんだよ」
とお役人に言われるのは嫌ですので・・・。