もっと「騎手」を切り口に

ところで２２日（日）のジョッキーマスターズですが、
ネット上の反応を見る限りは「概ね好評」だったようですね。
私自身も楽しめましたし・・・。
下手なＧ１（Jpn1）よりもスタンドに人が集まっていましたしね。
ＮＨＫマイルカップなんか、こんなに入らないのでは？（笑）
杉本清さんの実況が少々不満（「エリモシック」とか言ってるし・・・）
というご意見もあったようですが、
そのあたりは実況アナも「マスターズ」という事でひとつ（笑）。
でも最近、杉本さんが関西テレビで競馬実況していた頃は
まだ競馬をやっていなくて、
「“うるぐす”に出てきて、実況みたいな事をやっている人」
という形でのみ知っている、という人と遭遇して、
時代の流れを感じてショックを受けたのですが・・・。

もちろん、かつて実績を残し、
現在は引退した「名手たち」だからこそ、
注目を集めた部分はあるでしょう。
でもこれは以前にも書きましたが、
「騎手」を切り口としたレースが
もっとあってもいいのではないでしょうか？
個人的にはＷＳＪＳ型の企画がもっと欲しい気がします。
ある一定の時期までの「東西総合リーディング上位１２名」で争うとか、
「中央所属騎手・地方所属騎手各６名計１２名」にするとか・・・。
今の「若手騎手戦」も裏開催などに
（もちろん中央場所でもいいけど）集めて、
着順ポイントを競い合う企画をやってもいいのではないでしょうか。
午前中の未勝利戦より、
特別戦でやった方が乗る側もいい刺激になると私は思います。
名前と自らの技術を売る機会にもなるし、
その方が「若手騎手育成」にはなるでしょう。
「名前を売る」という点では、
本当は「レディースジョッキーズシリーズ」に
ＪＲＡがシリーズ参加して欲しいところなのですが・・・。
「若手騎手」にせよ、「女性騎手」にせよ、
「食わず嫌い」解消になると思うのだけどなあ・・・。

今年、ＪＲＡが昨年の
「サマースプリントシリーズ」「サマー２０００シリーズ」に加えて
「サマージョッキーシリーズ」をやりますが、
本当は「サマージョッキーシリーズ」はＷＳＪＳ方式で
やって欲しかったのですけどね。
第１戦福島、第２戦函館、第３戦新潟、第４戦小倉、第５戦札幌、
と各地で１～２戦ずつやると
リーディング上位騎手達がうまく各地を回る事が出来て、
興行的にも良さそうに思えるのですが。

今回の「ジョッキーマスターズ」は恐らく「第２回」があるでしょう。
でも「元騎手」に頼らなくても、
現役のジョッキー達で十分、レースを盛り上げる方法論がある事を
ＪＲＡには理解して頂きたいと思います。