「メインレースが10R」を議論する前に


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早速ですが、
ニュージーランドT現地レポートをアップしました。

(レポート)サンカルロがニュージーランドTを制す 現地レポート(新・競馬ニュース)

中山は写真が撮り易い競馬場ですね。
私の場合、腕が悪いので、
あまりその効果はありませんが・・・(苦笑)。

前日付で書いた中山の「ホースレースIスポット」ですが、
この場所で雑誌等でお馴染みのライターの方が
自分のPCを持ち込んで原稿を書いている姿を
何度か見たことがあります。
取材章のない方の場合、
ネットで原稿を送ることができる便利な場所ですからね。
11日(土)、そんな雰囲気の方をお見かけすることは
できませんでした。
有料だからいなくなっちゃったかな?
一応、無線LANの電波が隣のメディアホールにも
飛んでいますので、
メディアホールで仕事が出来るのかもしれませんが、
PC用の電源コンセントがないですからね。
まあ、そんな用途で「ホースレースIスポット」を
必要としている人もほとんどいないので、
まあ、そんなに書いても仕方がないのですが(笑)。

そう言えば
某「一口」系クラブの社員だと思われる方がいましたね。
持ち込みPC用の席で少しだけネット回線を利用して
すぐにいなくなってしまいましたが・・・。
カメラをお持ちでしたので、
所有馬のレース写真とか、口取り写真を、
会社にメールで送っていたのかな?
会社の経費としてなら500円は大したことは
ないかもしれませんね。

私の場合、500円も重要な貧乏人となってしまいましたので、
即PATを立ち上げ、
馬券は全て持ち込みPCで買っていました。
パドックで馬を見た後は4コーナー寄りの
「ホースレースIスポット」に直行して
即PATで馬券購入。
いつもなら携帯電話で利用する即PATですが、
この日は全て持ち込みPCを利用。
その都度、4コーナー方面に行くのは面倒ですが、
この日1日、自分専用の馬券発売窓口が出来た
と思えば、楽しいモンです。
いい運動にもなるしね。
馬券を買うだけでは勿体無いので、
デジタル一眼で撮った写真も
その都度撮り込んでいたりして。

今、阪神の発走時刻が遅いじゃないですか。
阪神12Rなどはノンビリと大きな画面で
楽しむことができました。
色々評判の良くない阪神競馬の発走時刻ですが、
「ホースレースIスポット」に席を取っていた
私にとっては非常に都合が良かったかもしれません。

その評判が悪い阪神の発走時刻、レース順の件ですが、
基本的には気を付けて買えばいいだけのことだと
個人的には思います。
私と競馬歴が同じ、あるいはもっと長い方なら、
「11R」以外がメインレースだった経験は
何度もあった筈なのですから。
以前はダービーとか、有馬記念、JC以外の
G1レースでも「10R」だとかに組まれたケースは
決して珍しくなかったのですし。
G1デーでもないのに、1日に10~11レースしか組まれず、
「9R」「10R」がメインレースだったこともあった筈。
その意味では藤田伸二のブログ風に
「気を付けて買ったらよろしいやん」
という話のような気がします。
だからメインレースが「11R」ではない点を
ボロクソに批判する論調には少々違和感を覚えます。

最終レースを遅くすることにより、
朝の1Rの発走時刻も遅くするという施策は
そんなに間違っていないと思います。
9時50分とか、10時とかに1Rをやるというのは、
海外競馬の経験を持っている人に聞くと
かなり異常なことのようですし。
夏に札幌とか、函館に行って、
「はくぼ競馬」で朝の1Rが遅い、
というのを何度か経験していますが、
いつもよりもノンビリ出来て
何となく得した気分になりますしね。

でも、メインレースは「11R」というのを
固定観念として多くの人が植え付けられてしまっている
のも確かなのだよなあ。
何故、発走時刻を遅くすると
「10R」になってしまうのか?
その理由は地上波のテレビ・ラジオ局における
中継時間の問題でしょ。
1~2年ぐらいの準備期間をかけて、
(もっと期間が必要かもしれませんが)
各局の放送時間を4~5時に出来るように調整し、
可能になった段階で発走時刻を遅らせる。
こういう順序で物事を進めて
メインレースを「11R」になるようにしようと
考えないから、
つまらない批判を受けてしまうのではないでしょうか?
JRAの仕事の手順が悪いというか・・・。

この件についての論調を見ていて何だかなあ、と思うのは、
レースの発走時刻を遅らせる話と、
「レース番号」の話をごちゃ混ぜにして
批判している感がある点。
一般ファンなら仕方がないですが、
競馬メディアの内側にいる人までが
そんな形でJRAを批判しているのは
どうなのでしょうか?
JRAのミスリードもどうかと思いますが、
ファン受けのいい部分だけを都合良く持ち出して
支持を得ようという一部のメディア関係者の姿勢も
私は疑問に思います。

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プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

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