ダービーの日に「競馬の限界」を考える
毎度の夜更新、申し訳ありません。
1日(日)は始発電車へ府中へ向かうべく、
大慌てでの更新作業。
その結果、トンデモナイ間違いを犯したり・・・。
申し訳ありません。
しかもその始発に乗る事ができず・・・。
東京競馬場に着いたのは、6時20分頃。
でも出遅れたにも関わらず、
その時点で列に並ぶ自分の位置が
あまり昨年と変わっていないような・・・。
開門して普通にゴール板前より
やや1コーナー寄りのところに場所を確保。
ダービーにしては人が少ないなあ・・・、
と思ったら、やはりそうですか。
入場人員124,951名(対前年比95.2%)。
そして多くのメディアで報道されているとおり、
ダービーの売得金は27,991,879,400円(同90.9%)。
280億円を割ってしまいました。
まあ、色々な事が言われています。
入場券が「全て前売」ではなかった時点で、
「時代も変わったなあ・・・」とは思っていましたけどね。
昔は「日本ダービー」と言えば、
競馬を知らない人でも、「競馬好き」である私の顔を見ると、
「今週はダービーですね」
と話しかけられたりしたのですが、
今年はそんな事はなかったモンなあ・・・。
この物価高で「生活切り詰め」が世間で言われる昨今、
「競馬」の話をするのも何か気が引ける感が
世間ではあるのかもしれないし・・・。
色々騒がれている四位洋文の「ウルセー」発言、
アレも昨今の競馬を取り巻く状況とは
無関係でない気がするのですよ。
確かにあの場面、四位は我慢すべきだったと思います。
でもその原因を作った輩が常にいるような「競馬場」、
そんな所には行きたくないと思う人がいても
不思議はないんじゃないだろうか?
四位が我慢していたとしても、
そんな嫌な空気に
「競馬」から離れる人もいるのではないかなあ?
別に四位を擁護するつもりはないけれど。
単に「マナーを守れ」なのか、というと
もちろん、そう単純な話でもないと思います。
「競馬場」という場所には「マナー」とは別に
「暗黙のルール」も存在しますしね。
その部分では普段通っている人にとっては、
私も含めて「お互い様」という話にしなければ
ならない要素がありますしね。
でも、「初めて」の人、
「たまに」という人にとっては苦痛、という話もあるでしょう。
「そんな奴は来るな」では先行き真っ暗ですし。
その昔、訳あって有馬記念の日に、
「競馬初心者」を中山競馬場に連れて行かなければ
ならなかった事があったのですが、
その人、人の多さにうんざり・・・、
といった様子だったのを覚えています。
恐らく、あれから競馬場には行ってないだろうなあ。
馬券も買っていないでしょう。
1日(日)の府中も前年割れとはいえ、
12万人もいた訳ですよ。
ある意味、異常ですよね。
私などは慣れてしまっているので、
何とも思わなくなっていますが、
「うんざり」「2度と行きたくない」という人もいるのでは。
まあ、私が昔書いた
「入場料5000円ぐらい取ってでも、入場者を減らせ」
とか、暴言を吐く元気もないけどね(苦笑)。
「競馬」というモノの社会における立ち位置、
「見せ方」「ビジネスモデル」を考え直す時期に
来てるのではないかなあ。
あるいは「ダービーと言えども、280億円も売れない」
ことを前提にあらゆる物事を再構築するか?
私もこの件について、
明確な答えを持っている訳ではないのですが、
正直言って、ある意味「競馬の限界」では?
前週のオークスでの裁決の件など、
「信頼を取り戻す」ことによって
増える余地はあるのかもしれませんが、
(是非ともやって頂きたいと思いますが)
それ以上に大きな「何か」が
「競馬」の世界を覆い尽くしている。
そんなムードを感じたダービーだったように、
個人的には思います。
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