その「厳しい目」が育てるのかも
夜の更新となってしまいました。
申し訳ありません。
本当は前日付で書く筈だった
3日(水)の大井競馬場の話でも・・・。
まあ、この時点で岩手の話は入ってきていたし、
競馬なんかやってる場合ではないかもしれない
最近の私ではありますが、
給料減らされた分、時間だけはあるのですから、
重賞の日ぐらいはいかないと・・・。
ということで、思い切って参戦することにしました。
大井に到着したのは夜7時過ぎ。
事前にプラネットルーム取材のお知らせも
頂いていたのですが、
この時間に行くのは何となく申し訳ない気がしたので、
この日は普通に入場料を払って、9Rより参戦開始。
長い事、競馬をやっていますし、
大井にも何度も足を運んでいますが、
普通に会社で仕事をしてから大井に行ったのは
意外にもこれが初めての経験でした。
そんな「アフター5」客を狙って
ナイターをやっている筈なのですけどね。
りんかい線が出来るまで大井は遠かったからなあ・・・。
まあ、近くても
以前はとてもそんな事ができる状況ではなく、
平日の大井ナイターは
「休暇を取って行くところ」でした。
幸せな気分になりましたよ。
牛スジと赤モツ、白モツ、
そしてビールが並ばずに買えるなんて・・・(笑)。
東京ダービーの日も、帝王賞も、JDDも、
長蛇の列を見た瞬間に、諦めていましたからね。
浜風に、冷たいビールに、串モノに・・・、
これはいいなあ。
カネさえあれば、毎日でも足を運びたいね。
何とかならんモンだろうか?(笑)
そんな私を含めた「アフター5」客の為に
あるかのような伝統の重賞、アフター5スター賞。
優勝馬ディープサマーの手綱を取っていたのは、
この若僧でした(あえて「若僧」と書きます)。
クラスターカップの時、
岩手のファンは
この川島正太郎という若者の勝利を
「凄い!!」「いいモノを見た!!」
と絶賛していたのですが、そこは地元・南関東。
厳しかったですね。
パドックでも
「なんでディープサマーに正太郎なんかが
乗ってるんだよ!!まだ早過ぎる!!」
という声を随分聞きました。
そして勝った瞬間も、
「正太郎が凄いのではない。
馬が良く走った結果だ!!」
とこの17歳ジョッキーの重賞2勝目を
認めてたまるか!!
といった感想が私の周囲からも・・・。
気のせいか、
表彰式も集まった人が少なかったような気がしました。
まあ普段は、実績馬でよく負けているからなあ(笑)。
それでも父親の川島正行調教師が乗せ続けるから、
ある種の反発もあるのでしょう。
で、オイシイ所だけはしっかりと持っていくし(笑)。
でも見ている側がそういう目で正太郎を見続け、
時にはヘマをする正太郎に罵声を浴びせる。
大井、川崎、船橋、浦和・・・、
そんな毎日を繰り返しながら、
「川島正太郎」は一流ジョッキーとして、
多くの人に認められる存在になるのでしょう。
親父さんの厩舎の馬は、
みんな「勝って当たり前」の馬ばかりだからねえ。
勝てなきゃ、「正太郎が下手だから」と言われてしまう。
いい環境でもあるし、厳しい環境でもあります。
だからきっと一流になりますよ。
JRAの三浦皇成よりも
「粗さ」が目につく現状だからこそ、
「一流」になる過程を見続ける楽しみは
三浦皇成よりも川島正太郎の方が
大きいような気がします。
南関東の競馬を愛する皆さん、
そんな「厳しい目」を持ちつつ、
彼を見守ってあげていただければ、と。
私はたまにしか足を運べないので、
毎日通える方は特に是非ひとつ・・・。
尚、アフター5スター賞の現地レポートは
この週末を利用して作成する予定です。
但し、会社帰りのため、
一眼ではなく、デジカメのみで撮影していますので、
あまりいい写真はありませんが・・・。
関連記事
- 「その後」
- 3日(水)、金が無いのに大井に行った理由の中には、この話の「その後」を確認したか...
- 東京ダービー
- 本題には入る前にお知らせを1件。またお金が無くなってしまいましたので、本日からし...
- 幸せな気分
- 今年の日本ダービーが終わりました。ドゥラメンテが2冠達成です。秋は菊花賞ではなく...
- スマートフォンから短い日記
- 今、家を出る支度をしております。これから始発電車で東京競馬場に向かいます。 前日...
- 浦和の夏
- 27日(水)は浦和競馬場におりました。もう夏ですなあ・・・。 レースの合間は浦和...
- 「胴赤・袖青・胴袖白星散し」
- Twitter等でも触れました通り、ナンダカンダ言いながら、20日(水)は大井競...
- 競馬のことばかりを考える生活がしたい
- 22日(水)の羽田盃(大井)はルースリンド産駒のストゥディウムが優勝しました。と...
- お疲れ様でした
- Twitterでも触れましたが、31日(火)は川崎競馬場におりました。南関東の競...
- 浦和競馬場でふと思う
- トーコーヴィーナスも頑張りましたが、ララベルの方が実力が1枚上だったようです。と...
- 「当たり前の話」なのだけど
- 当たり前の話だ、と思われるかもしれません。でもある世界における成功者となり、社...