雑感ということで


「新・競馬ニュース」で
「ハート流星馬」マサノウイズキッドの
「旅立ち」の様子をご紹介しました。

(特集)「ハート流星馬」マサノウイズキッド旅立ちの日(by地方競馬応援ネットワーク)(新・競馬ニュース)

ご覧くださいませ。
JRAでも話題になるかな?

ジュベルハッタで5着に敗れた
ウオッカについて、
武豊の騎乗法に批判の声があるようです。
海外メディアにも批判記事が、
などという話を見ました。
このレース、睡魔に勝てず(苦笑)、
後で映像で見ましたが、
敗れたシーンを見た瞬間、
ある元ジョッキーの言葉を思い出しました。
高崎競馬の茂呂菊次郎元騎手の
「武豊評」です。

「武豊はその馬の力をどうやって
100%引き出すか?を考えた乗り方をする騎手。
でも騎手というのは
そもそもその力を持っていない馬を
どうやって走らせて、勝たせるか?
を考えて乗るのが仕事。
武豊のスタイルは少し違うと自分は思う。」

中央競馬と地方競馬の違いはありますし、
今回は海外の競馬ですので、
この「武豊評」を鵜呑みにする訳には
いかないでしょうが、
今回の結果に関しては当てはまっているように
思えます。
「前が開くのを待っていた」というのは、
ウオッカの決め手だけしか頭に入っていないと
いうことでしょう。
その前に「ウオッカの前をカットされないポジション」
については全く意識していなかったことになります。
いや意識できなかったというべきか?
いずれにせよ、ポジション取りの為の駆け引きを
全くしていなかったように思えます。
ウオッカに余分なところで脚を使わせたくなかった?
彼ならそう考えて乗った可能性はありますよね。
結果論ですからあまり厳しいことは書きませんが、
「前が開かなかった」というのは、
海外でのレース経験が豊富な騎手の負け方としては
少々残念なような・・・。


もうひとつ、ネット上で賛否両論がある
美浦・河野通文厩舎の記事についても少々。

節操を貫いてほしいものです(河野通文厩舎公式ブログ)


この記事を読む時は
あくまで一方の当事者側の見方であるということを
意識しないといけないでしょう。
同時に問題のスポーツ紙の記事ですが、
競馬の場合、「番記者」は余程のことがない限り、
その取材対象者寄りの記事しか書けませんので、
そのもう一方の当事者目線に近いということも
考えないといけないでしょう。
従って、美浦トレセンで
その現場を見た訳ではありませんので、
事実関係やどっちが正しい、間違っている云々については
書きません。

ただこの河野師の記事を読んで率直に思ったのは
「1人の若手騎手をトップレベルの騎手に育てるには
ここまでやらないといけないのか・・・?」
ということ。
三浦皇成というジョッキーの為に
河野師は加藤征弘調教師という
同業者の「敵」を作るリスクまで背負うことになります。
そう言えば昨年の今頃には
「アドマイヤ」の近藤利一オーナーという「敵」を
作っていましたよね。
熱心な指導に加えて、
時にはこうして「外敵」から守ってあげる訳ですから、
確かに1人前になりますよ、三浦皇成は。

少々不安なのは、
まだ2年目のこの時期に特定の馬主だとか、
厩舎だとかに「敵」を作ってしまって大丈夫なのでしょうか?
JRAの競馬が「開放」により、
海外の馬・厩舎関係者も、地方競馬の馬・厩舎関係者も、
何でも「ウエルカム!」な環境なら、
「アンタのとこの馬なんか乗らんでも、
騎手として食っていけるんだよ、俺は。」
という態度でもいいのですが、
まだまだJRAをはじめとする日本の競馬は
そうではないでしょう。
三浦皇成という、未来ある若手騎手の今後に、
障害となってしまうのではないか、少々心配です。
「弟子」よりも「師匠」の「敵」ではありますが、
その「弟子」も同様の見られ方となる可能性は
高いでしょうし・・・。
競馬に限ったことではなく、
世の中、「正しい」ことが全てではないですからね。
「間違っている」相手でも
受け入れなければならない時はあるのですから。

昨年、フィフスペトルが函館2歳Sを制した時、
とても嬉しそうな顔をしていた河野師を見て、
「あれっ?この馬、河野厩舎の馬だったかな?」
と一瞬思ってしまったことを思い出しました。
隣にいた加藤征師は当時もしかして、
河野師の存在を面白くないと
内心思っていたりなんかして・・・。
全くの憶測ですけどね。

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プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

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