制度の隙間を狙うべし

久しぶりの「怠惰な土曜日」です。
このところ「Ｗｅｂサイト管理人」としては
真面目に働いていたんだね、俺（笑）。
もっとも今日は午後から会社で仕事です。
自らの現実に思わずため息・・・（苦笑）。

今朝のニュースでこんな記事を作ってみました。

（特集）ばんえい・ＪＲＡジョッキーＤＡＹ　オッズパークと楽天競馬がキャンペーン競争（新・競馬ニュース）


（特集）ＪＲＡ騎手たちが高知競馬「夜さ恋ナイター」応援にやってくる（新・競馬ニュース）


こういう記事を作ると「菅野はいくらか貰ってるのか？」
と思う人もいるかもしれませんが、
おカネどころか、リリースも貰ってません。
貰ってたらもっとサービスしてますよ（笑）。
もっとも内容的にいいモノか、どうかは、
注意しますけどね。
オッズパークとか、楽天競馬が時々やる、
１日に「５０万円」とか「１００万円」買うと・・・、
というのは極力紹介しないようにしています。
いねーよ、そんなに買う人（笑）。
各会員の購入データを見たら
その企画が有効か、否か、
分かりそうな気がするのですけどね。


今朝ご紹介したのは、
いずれもＪＲＡ騎手が地方競馬の応援に
駆け付けるというもの。
レース騎乗はありませんので、
馬券を買う事もできます。
（あっ、三浦皇成はダメか。まだ１０代だからね。）
という事はトークショー的なイベントでは
予想行為も出来る訳ですよね。
大いにやって欲しいなあ。


冷静に考えてみると変なルールだと思います。
所属がＪＲＡか、地方競馬か、
という違いだけで、
ＪＲＡ所属騎手はＪＲＡの馬券は買えないけど地方競馬はＯＫ、
地方所属騎手は地方はダメだけどＪＲＡはＯＫ、
というのは。
でも見方を変えると「騎手は全ての馬券を買ってはいけません」
という話ではなく、
立場に応じて買える馬券があるのですから
面白いですよね。
そう言えば昔、あるブログで、
「美浦・栗東両トレセンに、
地方競馬の場外発売所を作れ」
と主張していた人がいたなあ。
交流戦の時にどうなるか？
を考えると恐らく作る訳にはいかないと思いますが、
発想としては面白いですよね。


地方競馬がＪＲＡ騎手を
レース騎乗なしでイベント等で招待するという企画、
私はどんどんやって欲しいと思います。
というのも、
１年前のかきつばた記念（名古屋）当日のようなケースを
見たからなのですが。



当時もこの日記で書きましたが、
この日の場内イベントに登場したのは
福永祐一。
かきつばた記念も、
その前の条件クラスの交流戦にも騎乗がなかった彼は、
名古屋の「競馬エース」を片手に、
下級条件戦も含めて予想を披露。
興味深かったですよ。
「（馬単で表裏両方買いたい時に）
馬券を買う時、こういうの何て言うんだっけ？
普段買わないから知らないんだよね。」
とか言いながら、予想していましたよ。
全然当たってなかったけど（笑）。
でも
「相手が強くて勝てそうもない馬に乗る騎手は
何を考えて乗るか？」
とか、騎手目線の話が色々飛び出して面白かったですよ。
色々、勉強になりましたね。


出来ればこの逆もやって欲しい気がします。
つまりＪＲＡのレース展望イベントに
地方所属騎手を呼ぶという企画。
関西ではＧａｔｅ．Ｊで
兵庫所属騎手を出演させたり、という試みはあるようですし、
ウインズ汐留にＭｒ．Ｐｉｎｋ・内田利雄が呼ばれたり、
というケースはありましたが、
もっと色々やってもいいんじゃないかなあ。


こういう形で地方競馬所属騎手が
ＪＲＡのファンの前に露出することの意味は
大きいと思うのですよ。
その地方競馬に興味を持ってもらう
きっかけになるのだしね。
ＪＲＡにとってはデメリットになりかねない、
というのなら、
競馬メディア関係者が自分たちのメディアで企画するとか。
有馬記念当日のスポーツ紙に
南関東などの地方騎手の予想が載ったりしますが、
もっと増やしてもいいのでは？
下手なタレント、トラックマンよりも
有益な話が聞けるかもしれませんよ。


まあ、この国の競馬に存在する
おかしなシステム故の産物ではありますが、
せっかくなのだから
色々活用して欲しいなあ。
日本競馬における
制度の隙間を狙ったこの企画、
個人的には非常に興味があるのですが。