プロレス的な要素があってもいいのでは?


本日は自宅アパートにおります。
帝王賞(大井)はナイターで行われるレースですので、
予想よりもこの日記を先にアップします。

突然ですが、こんな喩え話でも。

こんな高校の野球部があったとします。
その野球部は「県予選の1回戦で負けるのが当たり前」という、
レベルの低いチームです。
でもそんな野球部の部室に「目指せ!!甲子園」という貼り紙があったとしても、
それほど違和感があるでしょうか?

こんなプロ野球の球団があったとします。
前年は最下位で、今年も戦力が劣っており、
「果たして、最下位を脱出できるだろうか?」という状況です。
でも開幕前、そんな球団の監督や選手が「優勝」を口にしたとしても、
それほど違和感があるでしょうか?

こんな政党があったとします。
その政党は人気がなく、
次の選挙で政権の座に就くことが出来るとはとても思えない状況です。
でもそんな政党が「政権公約」を掲げて選挙を戦ったとしても、
それほど違和感があるでしょうか?

でも最近の競馬にはそんな動きがないんだよなあ・・・。

ディープインパクトが現役の競走馬だった頃、
この日記で(当時は「さるさる日記」でしたが)、

-「ディープインパクトより俺の馬の方が強い」という人が出てこないモンだろうか?
ハッタリでも構わないのだけど-

と書いたことがありました。

私が競馬初心者だった頃はそんな話がたくさんあったのだけどなあ・・・。
1994年にナリタブライアンが3冠を達成した菊花賞の時、
エアダブリンに騎乗した岡部幸雄さんが最終追い切り後のインタビューで
「エアダブリンがナリタブライアンに負けない理由」を語っていたのを覚えています。
あの岡部さんがですよ。
当時、私はその映像を見ながら、
「この人、本気でこんな事を思っているのだろうか?」と思いました。
その菊花賞でエアダブリンは3着に敗れました。
でもあの時、岡部さんがレース前にあのくらいの事を言わないと、
レースはきっとつまらなかったでしょうね。

そう言えば最近のG1レースで、
「我々には秘策がある」などと語る調教師や騎手を見かけませんね。
そんな馬に限って、レース後に
「"秘策"って何だったのだろう?」という結果しか残していないのですが(笑)。
でもそんな要素がないとツマランですよ、競馬って。

何故、今さらそんな事を書くのかって?
それは前日付で紹介した藤田伸二騎手の著書を読みながら、
ふと思った事があるからです。
その是非はともかくとして、
別の騎手を名指しで批判したり、体制批判をする騎手がいるのです。
だったらプロレスみたいな感じで、
お互いにもっと罵り合ったりする様がメディアで紹介されて、
「決着はレースでつける」みたいな盛り上げ方も面白いんじゃないかなあ。
「正規軍VS維新軍」みたいな感じで(古過ぎるかな?-笑)。

競馬場でのイベントや表彰式プレゼンターとしてプロレスラーをゲストに呼ぶと、
意外にファンの間で好評だったりします。
きっと、そんなプロレス的な要素をファンが求めている部分があるのでしょうね。
「ウソ」でも「ハッタリ」でもいいんですよ。
そんな騎手たちを起用する馬主さんたちや彼らを見て馬券を買うファンが、
それぞれの立場で判断して、それぞれの行動に反映させればいいのですから。

あくまで個人的な競馬観ということでひとつ。

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プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

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