もっと「カッコいい話」はないのでしょうか？

これから書く話は「私の記憶に間違いがなければ」ということでひとつ。
「記憶」と「ネット検索の結果」と「部屋にある資料」を結び付けて考えると、
恐らく、この年の年末に起きた事件の筈ですが・・・。

「この年」とは１９９６年です。
この１９９６年の東京大賞典を前に、
大井競馬である事件が勃発したことをご記憶でしょうか？
なんと、あの的場文男騎手（大井）が騎乗停止になってしまった、というのです。
原因は調整ルームで他の騎手に対して暴力行為に及んだ、というもの。
首都圏のスポーツ紙でも大きく取り上げられた事を覚えています。

でもそのスポーツ紙の報道によると、
暴力行為のきっかけはこんな話でした。

「若手騎手の育成方法をめぐる口論」

暴力はいけませんが、でも的場文男騎手の事だから、
きっと熱い議論だったのだろうなあ・・・。
何かカッコいいぞ！！的場文男騎手。
もちろん「カッコいい」とか言ってはいけないのだけど（笑）、
でもその口論の内容が知りたいというか・・・。

大井競馬で、ビッグレースが近くなると「騎手が絡む事件」が発生するというのは、
今も昔も変わらないんだなあ・・・。
この記事を書きながら、そんな事を思いました。


御神本訓史騎手（大井）が６日間の騎乗停止に／調教時間中に無許可で施設外に（新・競馬ニュース）


羽田盃を前に、地方競馬ファンの注目が集まっているというのに・・・。
詳しい事情は知りませんが、
今回の御神本訓史騎手にかつての的場文男騎手のような「熱い話」はあるのでしょうか？
トラブルを起こすなら、何かもっと「カッコいい話」はないのかね？

私は綺麗事が好きではないので、
「アスリートとしての自覚」みたいな話を書くつもりはありません。
でも中央・地方を問わず、最近の競馬界で騎手が絡む不祥事というモノは、
どうも「みみっちい」というか、「情けない」というか・・・。
「窃盗」とか、「酒気帯び運転」とか、
「施設（調整ルーム・競馬場等）をこっそりと抜け出した」とかではなくて、
もっと豪快な話はないモンかね？
そう考えると、かつての「木刀事件」は、
それなりに「騎手の不祥事」らしい事件だったのかも。

不謹慎な話ですが、この御神本騎手の件について最初に話を聞いた時、
何故か笑ってしまいました。
「呆れてモノも言えない」とか、「どうしようもね～な」とか、
「御神本騎手だから仕方がない」というか・・・。
「何だか情けなくて笑うしかない」といった、そんな感覚です。
この人、騎手の中では「イケメン」の部類に入るのですから、
騎手としての行動も、もっと「カッコいい人」であって欲しいなあ。

南関東ファンの皆さん、スミマセン。