「騎乗停止を覚悟」はありなのか?
19日(日)の皐月賞(G1)はドゥラメンテが優勝。
Twitterでも書きましたが、
鞍上のミルコ・デムーロ騎手が話す日本語が
いつの間にか上手くなっている点に驚きつつ、
いいキャラの人が「日本のジョッキー」なったのか、と思いつつ・・・。
そんな感じで皐月賞を見ていました。
でもそのあとでパトロールビデオを見るとう~ん・・・。
確かにミルコ・デムーロ騎手が言うとおり、
気性に問題がある馬で、しかも初めての右回りコースだった、
という点は考慮しなければならないのでしょう。
でも4コーナーの位置から外に出さずに「前が空くのを待つ」という作戦では
勝ち目がないからという理由から、
「騎乗停止を覚悟」で外を回す、という選択をしたようにも思えます。
こうした選択を容認していいものなのでしょうか?
この日は阪神8Rでも北村友一騎手が騎乗停止処分を受けています。
このレースもパトロールビデオを見る限り、
前が壁になってしまい、「騎乗停止を覚悟」の上で外に回すしかない、
という判断をしたように私には見えました。
どちらも騎手は騎乗停止になりましたが、
失格・降着はなく、到達順位通りで確定しました。
加害馬のオーナーサイド、厩舎サイド的には
これで「結果オーライ」なのかもしれませんが、
本当にそんな話でいいのかな?
前日の菱田裕二騎手のケースを見てもわかる通り、
こうした騎乗はJRA的には「不注意騎乗」という表現になるのでしょう。
19日(日)の2件も「不注意」なら何も言いませんが、
本当にそうでしょうか?
「騎乗停止を覚悟」だったりすると「不注意」とは
別次元の話になってしまうだけに・・・。
オーナーサイド、厩舎サイドにしてみれば、
騎手が騎乗停止になったとしても、勝ってくれた方が嬉しいのでしょうけど、
「騎乗停止を覚悟」という乗り方が「当たり前」になってしまうのは
いいことなのか、どうかのか・・・?
私にはよくわかりません。
でも「降着制度」がなかった時代に競馬を始めた人間としては、
(本当はあまり大っぴらに書いてはいけないのだけど-笑)
「騎乗停止を覚悟」という話には少々違和感がある、
とだけ書いておきたいと思います。
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