(書評)「馬産地80話―日高から見た日本競馬」 (岩崎徹氏著)
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昼休みです。
ツールを変えてもやる事変らず・・・。
イカンですね(苦笑)
21日(日)もやるべき事が多くて結局中山には行けず。
早稲田大学で行われていた、
ばんえい競馬の自主映画の上映会に行きたかったのですが、
時間を作る事が出来ませんでした。
その分、溜まっていた仕事を色々こなす事が出来ましたけどね。
このブログもメインページの記事の掲載方法を変えてみました。
どうも1回あたりのエントリーが長くなってしまいそうなので、
途中で「続きを読む」にした方が良さそうだと思い、修正してみましたが、
いかがでしょうか?
さて、今日は「日記」をこのツールに変えようと思った理由のひとつである、
新しい試みに挑もうと思っています。
昨年から「WEEKEND DREAM」などでAmazonのアフィリエイトをスタートし、
「競馬商店」などというコンテンツも運営しているのですが、
ただ広告的に書籍を紹介するのもつまらないので、
競馬関係の書籍等を読んで、
書評とかを書いてみようかな、と思いました。
書評というより「読書感想文」に近いかもしれませんが・・・(苦笑)
今回はこの書籍を取り上げます。
「馬産地80話―日高から見た日本競馬 」(岩崎徹氏著・北海道大学出版会)
ご存知の方も多いかと思いますが、
2006年度のJRA馬事文化賞受賞作品です。
タイトルの通り、
「馬産地」という観点から現在の「日本競馬」について語られている訳ですが、
率直な感想を言えば「勉強になった」という事でしょうか。
知っている人にとってはもちろん「知っている話」ではあるのでしょうが、
そうではない人にとっては、
馬産地の「全体像」「システム」を掴む上ではよくまとめられている一冊だと思います。
牧場の経営形態、種牡馬・繁殖牝馬の所有形態とビジネスの構造、
育成のシステム、競走馬の流通形態・・・。
もちろん人から聞いて知っている話もあるし、
一方でうろ覚えになっていた話もあったりします。
実際に日高などで働いている人にとっては、
異論、反論もあるのかもしれません。
でもとりあえず「馬産地」というと、
「旅競馬」で北海道に行ったついでに日高に立ち寄る、
ぐらいの関わり方でしかない人には興味を持って読む事が出来るレベルかもしれません。
ある種の物足りなさを感じる人もいるかもしれませんね。
著者の主張がそれほど強く書かれていないせいでしょうか?
その部分を期待される人には確かに物足りないでしょう。
でも「馬産地とはこんな所だよ」
「競走馬はこんな形態で流通しているんだよ」という事を紹介する事が
この書籍の目的ではないか、と私は感じました。
その目的の為には、著者の自己主張があまり強く入り過ぎてもいけないかな、
と思っています。
但し、著者は何も「主張」がない訳ではありません。
最後の章で「日高パスポート」という、
非常に独創的な提案をされています。
一般ファン向け、馬主・生産者向け、
それぞれに向けての提案となっています。
このあたりはそれぞれの立場で、それぞれの見方・考え方があるでしょう。
私自身も思う所がありますが、
その私自身の見解についてはまた別の機会に書く事にして、
ひとまず「一度読んでみてはいかがですか?」とだけ、申し上げます。
こんな感じで時々、競馬に関する書籍を紹介していきたいと思います。
皆さんからもオススメの一冊がありましたら、
是非ご一報ください。
この件については売り込みも大歓迎です、って、ある訳ないか・・・(苦笑)。
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