14日(木)に告示された都知事選関連のニュースを見ていると、
今年の皐月賞を思い出してしまいます。
1番人気はサトノダイヤモンド。
2番人気はリオンディーズ。
3番人気はマカヒキ。
当時はこの3頭による「3強対決」だ、とメディアは言っていました。
でも結果は「3強」ではない8番人気のディーマジェスティが優勝しました。
「誰だ、3強対決とか言った奴は!!」とかいう怒りの声も耳にしました。
「3強対決」の構図を作り上げたのはメディアでした。
でも競馬の場合はいいのです。
予想行為の目的の中には、ファンに馬券購入を促す狙いもあるのですから。
で、こういう報道があると、「3強」以外に目を向けたくなる人もいますしね。
でも政治に関する報道は、競馬と同じでいいのでしょうか?
都知事選には21人も立候補しています。
でもそこから勝手に3人をピックアップして動向を伝えるというのは、
アンフェアじゃないでしょうか?
競馬の場合は人気と結果が一致しませんから「穴狙い」も成立しますが、
選挙は人気が全てですからね。
この都知事選で「3強」以外の候補者の中から、
選挙後に報道機関に対して法的手段を検討する人とかが出てこないモンかなあ?
あるいはこういうケースでBPOなどは機能しないものなのでしょうか?
ここ数日の都知事選関連の報道内容には疑問を感じずにはいられません。