「笑っていいとも!」終了


昨日22日(火)、世間ではこんなニュースが話題を集めていました。


「笑っていいとも!」32年に幕!タモリ、生放送で電撃発表-スポーツ報知-(Yahoo!ニュース)


私もガキの頃から見ていた番組でしたので、「残念」と思いつつ、
でも32年も続いていた点に驚きつつ・・・。

最近はこの番組を見る機会が少なくなっていたのですが、
たまに見ると「今のテレビって、作り手も窮屈なのだろうなあ」
という番組になってしまっていたような気がします。

「笑っていいとも!」の面白さは、
いい意味でも、悪い意味でも
「生放送であることを利用したハプニング性」だったのではないでしょうか。
「番組内で"友達"に電話したけど、ドラブルがあって繋がりません・・・」
みたいな緊急事態に、
「タモリさんをはじめとする出演者がどう対応するのか?」が
見どころの1つでもあったのではないでしょうか。

でも今の世の中、そんな「ハプニング性」は単なる「段取り不足」だという批判にしかならず、
その「グタグタ感」も嫌われる存在でしかなく・・・。
「テレフォンショッキング」が「友だちの輪」でなくなった時点で、
つまらないモノになっていましたからね。
事前に仕込みがあるのは構わないのですが、
本番中にトラブルが発生する可能性を全て排除してしまったら、
あの番組の良さはなくなってしまうんじゃないかな?

「笑っていいとも!」に以前、「タモリのお代理様」というコーナーがありました。
視聴者から「世の中における疑問」を募集し、
タモリさんが番組内で関係先に直接電話をして、その疑問を解決するというモノでした。
そのコーナーに来た視聴者からのハガキの中に
NHKの受信料に関する疑問について書かれたものがあり、
タモリさんがNHKに電話したのですが、
NHKはその電話をたらい回しにして、誰も電話に出ようとせず、
結局、生放送の番組内で回答はなし・・・、というハプニングが発生したことがありました。

番組直後、苦情電話がNHKに殺到したそうです。
新聞にも「NHKの対応はおかしい」という投書が掲載されていたことを覚えています。
でも今なら「NHKに電話をかける前に、事前に根回しをしない方が悪い」という話に
なってしまうのでしょうね。
根回しをして、NHKの人が普通に受信料の説明をしても面白くも何ともないのに・・・。
予告なしに電話をして、
「どうなるのだろう?」とドキドキしながら番組を見ることに価値があった筈なのに・・・。

そんな時代じゃないんだよね、きっと。
思えば、こういう考え方は広告代理店でサラリーマンをやっていた頃に
真っ先に否定された価値観だったような・・・。
その「笑っていいとも!」における「NHK」の件は、
今では「事故」という扱いにしかならないのだろうし・・・。

「段取り不足」のないテレビ番組しか知らない、
今の若い人にはきっと理解できないだろうな、この話は・・・。


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プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

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