ファルブラヴ回避ですか

「競馬ニュース」でもお知らせしたとおり、
ファルブラヴの宝塚記念回避が決定してしまいました。
折角国際Ｇ１になったというのに、
今年も外国馬の参戦なし、
という状況になる可能性が濃厚になってきました。
今年も盛り上がりそうにないなあ・・・。

関西地区で国際競走をやるのは難しいことなのかもしれませんね。
ご存知の方も多いかと思いますが、
昨年、東京競馬場の改修工事のために
変則的に中山で行なわれたジャパンＣですが、
他に開催候補となる競馬場が二つありました。
その二つとは新潟と京都。
どちらも２４００メートルのコース設定ができるだけに、
中山よりもふさわしいのではという気がしたのですが、
結局は中山になってしまいました。
新潟はともかく
京都なら何とかなりそうな気がしたのですが実現せず。
詳しい事情はわかりませんが、
恐らく今回のファルブラヴ回避と同じ事情なのではないでしょうか。
つまり関西空港を利用できないという点。
関西地区には京都・阪神の両競馬場、それから三木ホースランドパークに
国際厩舎があって外国馬が入厩できる体制はあるのですが、
肝心の検疫施設がない。
これは宝塚記念が外国馬も出走できるようになった当時から
指摘されていたことなのですが、
未だに改善のメドが立たないようですね。
出来たという話は確かに聞いていないような・・・。
結局は一度千葉県白井の競馬学校に入厩するしかない。
白井なら調教にも使えるダートコースがあることだしね。
ただその白井から関西の競馬場まで更に輸送となると・・・、
という話になってしまい、
外国馬の陣営から敬遠されてしまうのが現状のようです。

色々難しい事情はあるでしょうが、
早急に対応策を練らないとこの国際Ｇ１レース、
存在自体が世界の笑いものになってしまいますよ。
格付けされた以上、日本の都合で廃止してしまうのも
みっともない話だし・・・。
ＪＲＡの早急な対応が望まれるところです。