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「バカヤロー」は言い難い(3)

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(更に上から続く)

厩舎関係者の子供たちが通う学校が帯広にある、という事は、
ばんえい競馬の厩舎関係者たちの住民票は帯広市にあるという事。
つまり彼らは「帯広市民」という事になります。
(全員ではないかもしれませんが)
ばんえい競馬自体は帯広の他、旭川、岩見沢、北見と1年間で転戦しますが、
拠点となっているのは帯広。
つまり「ばんえい競馬廃止」という事態になると、
帯広市は多くの失業者を抱えるという事になります。
「廃止」による清算業務に4市はそれぞれ「財政投入」という「痛み」を伴います。
この点での4市の「痛み」は同等でしょう。
しかし帯広市だけは他の3市にはない、別の「痛み」が待ち受けています。
失業者とその家族を抱える事になってしまうのです。
その点では、帯広市は少々事情が異なります。

だから「存続」に必死なのでしょう。
恐らく今度は北見市との「共催」についての交渉に入るのでしょう。
その交渉が不調に終わった場合は、
今度は単独開催か、廃止か、という選択を迫られる・・・。
この動きは来年3月、ギリギリのタイミングまで続けられるに違いありません。

これまで廃止になった競馬場では、
最終日に主催者側の行政の長が出てきて挨拶を行い、
多くのファンから「バカヤロー」「お前が辞めろ」などの
罵声を浴びてきました。
高崎だけは行政の長が逃げてしまい、
代わりに「悪代官」がその役を務めるという例外がありましたが・・・。
でももしばんえい競馬が最終的に「廃止」になった場合、
帯広市長に「バカヤロー」は言いにくくなってしまうかも。
それ以前に他の3市は挨拶も何もなく、
手を引く事が出来るというのが、
何とも納得しがたいところだったりするのですが・・・。

最後に、私の「北見レポート」にトラックバックをくださった、
進化草さんのブログ「【SPIRIT】迷走する魂」の
このエントリーをご紹介します。
私自身は非常にショックでした。

ご当地の「遺産」という幻想にすぎぬ称号
http://shinkasowa.seesaa.net/article/27549107.html

地元でばんえい競馬をご覧の方の見方がこうなのだとすると、
ヨソ者の私はこれ以上、何も書けません。
とても悔しいけれど・・・。

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