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久しぶりに地方競馬ネタあれこれ(後編)

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(上から続く)

ところで、掲示板の方でもご意見を頂いている、
ハルウララの件ですが、
私が感じている事を少々書いておきたいと思います。

かつての「ハルウララブーム」ですが、
どうして連敗中の馬をスターホースとして、
高知競馬は売り出さなければならなかったのか。
いつの間にか、誰もその事を語らなくなってしまったような気がします。
今もそうですが、ハルウララが有名になる以前の高知競馬は、
いつ廃止されてもおかしくない状況だったのですよ。
たとえ競馬の本質から外れているとしても、
アピールする材料を探して、ファンを獲得しなかったら、
「明日はない」身だった訳ですよ。
でもいざ日本中で盛り上がった時には、
そんな背景を高知県競馬組合も、競馬メディアも、
ほとんど語らなくなってしまいました。
本当は彼女が走るその背景に「高知競馬」が
もっとアピールされても良かった筈。

でも世間の注目は「ハルウララ」だけになってしまいました。
「負けても負けても走り続ける馬」という部分だけになってしまいました。
走り続ける理由が多くの人に理解されていれば、
安西某なる人物が果たして馬主になったでしょうか?
誰か他に地元で前のオーナーから譲り受ける人がいたかもしれません。
もしかすると安西氏もその理解の上で行動した可能性もあったかも。
(可能性は低いでしょうけれど)

ある人がこんな事を言っていました。
「結局、高知競馬は“悪い大人”に騙されたようなものなのでは?」
私にはむしろ素朴で純情な高知の人が、
“悪い都会人”に騙されたように思えます。
今年、協賛レースで現地に行ってみて本当に思ったのですけど、
温かいんですよ、高知の人は。
いい人ばかりなのですよ、高知の人は。
競馬に関わる部分だけを考えてみても良く分かります。
「○○騎手誕生日記念」「××騎手引退お疲れ様記念」から
逮捕された馬主の所有馬を応援する協賛レースまで・・・。
他のどの競馬場にもない「温かさ」を関係者も、ファンも持っている。
そんな人たちに酷い仕打ちをするような奴だったという事でしょう、安西氏は。
そう考えると「引退に」に至るまでの今日のこの状況、
悲しい気分になってしまいます。
エスケープハッチという地方競馬平地最多勝記録を更新した馬が、
そんな嫌な事を忘れさせてくれるようなら・・・、と祈っています。

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