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笠松競馬の話

競馬Webサイト管理人の活動日記 » 001)競馬論 » 笠松競馬の話

このところ、金沢競馬関連の話を書いていましたが、
その間に笠松競馬では放馬事故が発生していました。
こちらも大変な事態になっています。

(追記あり)笠松競馬が11月5日(火)からの競馬開催を自粛(新・競馬ニュース)


亡くなられた方がいらっしゃるのですから、やむを得ない対応だと思います。
こんな報道もあるようです。

「笠松競馬の人為ミス」(読売新聞)


農水省の競馬監督課による立ち入り調査も行われたようですが、
こうしたケースは今までなかったような・・・。

放馬した馬による交通事故で、
競馬関係者以外の方が亡くなったケースというと、
2003年に宇都宮競馬場で発生した例を思い出します。
あの時はオートバイに乗っていた新聞配達の女性が亡くなりました。
当時、宇都宮競馬は開催自粛とかあったのかな?
記憶にはありません。
ネットで検索してみたところ、事故があったという記録はいくつか残っていますが、
競馬開催を自粛したという話を見つけることは出来ませんでした。
もちろん、農水省の立ち入り調査という話も見当たりません。

でも対応としては、今回の笠松の方が正解だと思います。
周辺地域の理解があってこその「競馬」なのですから。
「地方競馬の存廃問題」というと「馬券の売上」ばかりが注目されますが、
「周辺地域の安全」も重要な要素です。
こうした対応の違いも宇都宮競馬の廃止と無関係ではなかったのかもしれません。

事故直後、Facebookで交流がある南関東の厩務員さんから
「他人事ではない」というご意見を頂きました。
そのご意見に乗馬クラブを運営している方からも同調するご意見がありました。
「放馬した馬が公道に逃げ出した」と聞くと、
我々競馬ファンは「その馬に怪我がないか」という点が気になりますが、
周辺の人々に危害が及ぶ可能性があることを再認識しなければならないのでしょう。
馬が「加害者」にもなり得るのです。
笠松競馬場だけではなく、全国の競馬場、
競馬・乗馬関連施設で取り組んで欲しい課題だと思います。


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