「JRA賞」に対抗できる「権威ある賞」の創設を望みます
競馬Webサイト管理人の活動日記 » 001)競馬論 » 「JRA賞」に対抗できる「権威ある賞」の創設を望みます
7日(火)、今年もJRA賞の各部門における受賞馬が発表されました。早速、ネット上ではその結果や各記者の投票内容について、
様々な議論が繰り広げられています。
一部は以前にも書いた話で、繰り返しになってしまうのですが、
こうした議論を見ていて、どうしても気になることがあるので、
改めて書いておきたいと思います。
もし私が「年度代表馬」を投票するとしたら、
やはりロードカナロアを選択すると思います。
でも記者投票の権利を持つ人全員がロードカナロアを指名していて、
他の馬の名前が全く出てこなかったとしたら、
少々、薄気味悪い気がします。
北朝鮮じゃないんだから・・・。
その意味でオルフェーヴルの名前を挙げる人がいてもいいし、
「?」付きではありますが、
ジェンティルドンナの名前を挙げる人や「該当馬なし」という人がいても、
それほど違和感はありません。
こうした「異論」という「バランス」を考慮した上で
「年度代表馬はロードカナロア」という結論に至った、と考えると、
納得できるのではないでしょうか。
もっとも「?」が付く投票によって保たれる「バランス」というものがいかがなものか、
という印象はありますけどね。
本当はもっと別の形で「バランス」を考えるべきだと思います。
私は何年か前から書いていますが、
「JRA賞」に対抗する形となる「権威のある賞」が必要ではないでしょうか。
「JRA賞の年度代表馬はAだったけど、◯◯賞で選ばれた馬はBだった」
という話があってもいいと思います。
双方の比較により、最終的にはファン一人一人が心の中で納得できればいいのですから。
この両方で年度代表馬に選ばれるような馬は、
「歴史的名馬」としての評価がより高まる、などという話になる筈ですし。
例えば、生産者団体が出資する形で、
年度代表馬などを決定して表彰する、というのはどうでしょうか。
JRA所属馬だけではなく、
地方競馬所属馬や海外のレースに出走している日本産馬も選考対象にすることで、
「JRA賞」との違いを打ち出す、というやり方もあるでしょうし。
競馬メディアの中でも「週刊競馬ブック」などは歴史と伝統があるのですから、
それなりの権威ある「賞」を創設することは出来る筈です。
個人的には「週刊Gallop」も、
ファンに対する認知度という意味では、同様の「賞」があっていいと思いますけどね。
(「お金」の問題はあるのかもしれませんが)
インターネットメディアでは、
「netkeiba.com」などは何らかの「賞」を創設してもいいのではないかと思っています。
「JRA賞の投票権を持たない記者、ジャーナリスト、ライターによる投票・選考」だとか、
やってみたら面白いと思うのですが・・・。
引退後に種牡馬、繁殖牝馬としての価値を高める上で
「JRA賞」が大きな意味を持つのはいい事だと思いますが、
その「JRA賞」だけが「絶対的な権威」を持つ現状を、
私は「好ましい」とは思いません。
「対抗出来る権威のある賞」の存在によって「バランス」を取ることにより、
「JRA賞」自体も、受賞馬も、より高い評価を得られるのではないか、と個人的には思います。
ツイート
mixiチェック
メインサイト「WEEKEND DREAM」はこちら
