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主催者側は明確な説明をすべきです

競馬Webサイト管理人の活動日記 » 001)競馬論 » 主催者側は明確な説明をすべきです

1月27日(水)付の日記でこんなことを書きました。


川崎4Rの降着について


当時、この日記の中で、

-そして山崎裕也調教師は不服申立てを行う準備をされているそうです。
私も木村オーナーに不服申立てについて確認したところ、
「調教師と相談します」とおっしゃられていました。-

と書きました。
その不服申立ての結果について、
山崎裕也調教師(川崎)が15日(火)にFacebookで書かれていますので、
その内容をご紹介しておきましょう。

結果としては「受け付けられない」との回答だったとのこと。
門前払いだったそうです。
その理由ですが、同調教師が受けた説明によると、
地方競馬における「不服申立て制度」は、
レース中に不利を受けた馬の関係者が
「ウチの馬が走行妨害に遭った!!加害馬は降着にすべきだ!!」
と訴える制度であり、
降着処分を受けた側が
「走行妨害はしていない!!その処分はおかしい!!」
と異議を主張する制度ではないのだそうです。

そんな馬鹿な・・・。
加害馬とジャッジされた側が「そのジャッジは間違っている」と主張する制度が
地方競馬には存在しないなんて・・・。
JRAでもこうした「不服申立て」を受け付ける場があるというのに。
(まあ、形式的にではありますが)

山崎裕也調教師は当然のことながら納得できず、
行政に対して
(神奈川県川崎競馬組合の構成団体である神奈川県や川崎市だと思われます)
不服申立てを行ったのですが、やはり申し立ては棄却されたのだそうです。
降着とは競馬の着順決定におけるルールであり、行政処分には該当しない、
というのが、その理由とのことでした。
競馬に関連して行われる行政処分とは、
「騎乗停止」「出走停止」「賞典停止」のようなケースであり、
それ以外のケースでは不服申立ての対象とはならない、と言われたそうです。

山崎裕也調教師はFacebookの中で、
同じ裁決委員がその後の大井競馬でも
不可解なジャッジをしているケースを指摘されています。
でもこうした不可解なジャッジに対して不服申立てをする場がないという・・・。
こんなことでいいのでしょうか?
JRAのやり方が正しいとは言いませんが、
形式的なものであっても、不服申立てをする場があるべきではないでしょうか。
(本当は「形式的に」というのも非常に問題はありますが)

この問題ですが、
地方競馬全国協会(NAR)や神奈川県川崎競馬組合などからは、
公式な発表がありません。
一方の当事者からの話だけを鵜呑みにする訳にもいかないので、
今回も「新・競馬ニュース」ではなく、この日記の方で取り上げました。
この1月26日(火)の川崎4Rにおける裁決ですが、
その後も大井の達城龍次騎手がTwitterで言及するなど、
南関東の調教師、騎手などといった人達の間でも不満や不信感が広がっているようです。
「今年に入って急に裁決が厳しくなった」と語る南関東所属騎手も実在します。

ファンだけではなく、馬主、調教師、騎手といった人たちの間からも、
不満や疑問の声が出ています。
一度、主催者側から明確な説明をする必要があると私は思います。



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