まずは18日(日)の話-「オンリーワン」が足を引っ張る存在に?
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東京の自宅アパートに帰ってきております。当たり前の話ですが、
盛岡以上に暑いですね。
外に出る用事があるのですが、
どうしよう・・・。
まずは18日(日)の話から。
盛岡駅構内の待合室兼ドトールコーヒーで
この日記を書いた後は
前日同様、盛岡競馬場へ。
日曜日ということで、
更に多くの方にお会いしました。
この日のメインレースはせきれい賞。
芝2400メートル戦で行われる
地方全国交流です。
改めて書くまでもない話ですが、
オーロパーク・盛岡競馬場というところは
地方競馬では唯一の芝コースを持っている競馬場です。
オーロが出来た時、
この「芝コース」という存在はこの競馬場における
「売り」の一つでした。
しかしその「売り」が今でもセールスポイントとなっているのか?
を考えると、少々疑問が残ります。
個人的には「盛岡・芝コース」という条件は
馬券を買う上での妙味が増して面白いです。
ダートばかりを使われてきた馬の中には
これで変わり身を見せるケースがありますからね。
特に水沢から開催が変わった直後は、
「盛岡まで我慢していました!!」という陣営もいますし。
ただ一般的に考えると、
少々難しい面があるように思えます。
岩手の専門紙を見ると感じるのですが、
盛岡の芝コースでの競馬は初めて、
という馬が出てきた場合には、
その馬について「JRA時代からの芝経験」の説明から
始まります。
例えばこんな感じです。
「JRA在籍時、芝コースでは未勝利戦で5着2回。
適性は十分あるものと思われる。」
これがJRAから移籍してきたばかりの馬なら参考になりますが、
中央の未勝利戦を走っていたのは何年前なのだろう?
と指を折って数えてしまうような高齢馬にも同様の説明が
行われます。
う~ん、これって参考になるのだろうか?
水沢から開催が移ったばかりの時だと
近走成績が7着とか8着ばかりで、
しかも勝ち馬から2~3秒離されているような馬が
芝のレースに出てくることがあるのですが、
こうした馬が「初芝」だった場合にも同様の説明が
専門紙上で行われます。
こうした馬が時々芝に代わったが故に、
好走するケースがあるのですよ。
だから、こんな説明が「参考にならない」と言い切れないのです。
難しいですね。
私はこうした状況を「面白い」と思ってしまう人ですが、
「馬券を買いにくい」と感じる方もいるでしょうね。
既にご存知の通り、
せきれい賞は川崎のコスモヴァシュランが
連覇を達成しました。
昨年、コスモバルクを破ったのは
フロックではなかったようです。
しかし、このコスモヴァシュランという馬の戦績を見ていても
考えてしまうことがあります。
それは普段の南関東での戦績にあります。
昨年、コスモバルクに勝つ前、
そして勝った後を見ると、
もし南関東の競馬場に芝コースがあったら、
この馬はもっと違う存在になっていたのでは?
という気がするのは私だけではないでしょう。
仕方が無いのでこうして盛岡の芝コースで
出走できるレースがある時は遠征する、
あるいは前走の福島テレビオープンのように、
相手が強すぎるのを承知でJRAのレースに参戦する、
そして普段は南関東のダートを我慢して走る。
何か1頭の競走馬が持つ可能性を
消してしまっているような・・・。
盛岡に芝コースがなかったら
その可能性に気がつかなかった訳ですが、
こうして「芝適性」の高さが証明されたことを良かった、
と思える一方で、
可能性に気が付かなければ、
こんな複雑な感情を抱かなくて済んだのに・・・、
という想いも少しあったりして。
こんな事を書いても仕方が無いのですが、
もし水沢にも芝コースがあったら、
あるいは公営・愛知が未だに中京競馬場で開催していて、
芝コースでのレースがあったなら、
あるいは道営が札幌競馬場で開催する時に
芝コースでのレースがあったなら、
更に南関東の競馬場に芝コースがあったなら、
恐らく状況は変わっていたことでしょう。
コスモヴァシュランが見せた、
盛岡の芝での強い競馬に
そんな複雑な気分になりました。
今の岩手競馬の状況を考えた時、
盛岡の芝コースという「オンリーワン」は
足を引っ張る存在となってしまった、
という見方も一部にはあります。
私も出来た当時に「凄い!!」と
絶賛してしまった一人ではありますが・・・。
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